ハイランダーのチェアは、1万円前後から1万5,000円程度で買いやすいモデルが多い一方、ローチェア、リクライニング、木製、調理向けと種類が分かれています。見た目だけで選ぶと、テーブルと高さが合わない、収納が大きい、焚き火では姿勢がつらい、といった後悔につながりかねません。
この記事では、座り心地、使う姿勢、持ち運びやすさ、価格、焚き火との相性を基準に、現行のハイランダーチェアを比較します。結論は、迷ったらクライマックスローチェア2 AL、価格と安定感を優先するならST、木製の雰囲気ならウッドフレームチェアEXです。調理が中心ならCHEF CHAIR、長時間の休憩を重視するならリクライニングチェアDXも候補になります。
ハイランダー チェアの選び方と評価基準
ハイランダーのチェアは、同じロースタイル向けでも座り方や収納方法が違います。最初に「どこで、何をしている時間が長いか」を考えると、候補をかなり絞れます。焚き火を眺める人と、テーブルで食事や調理をする人では、快適な背もたれの角度も座面の高さも同じではありません。
まずはキャンプ中の主な過ごし方を決める
おすすめを1脚に絞るなら、最初に用途を決めるのが近道です。夜に焚き火を見ながら長く座るなら、背中から首まで支えるハイバックやリクライニングが有利です。食事や調理を中心にする場合は、体を起こしやすく、テーブルへ寄りやすいチェアのほうが使いやすく感じます。
- 焚き火・星空観察が中心:ハイバック、リクライニング、深く座れるタイプ
- 食事・調理が中心:前傾しやすく、テーブルに近づけるタイプ
- サイトの雰囲気を重視:木製フレームやキルティング生地
- 徒歩や積載を重視:軽量なアルミフレームや収納しやすい構造
ソロキャンプなら多少大きなチェアでも荷物を管理しやすいですが、ファミリーキャンプでは人数分のチェアが必要です。4人家族で1脚あたり4kgなら、チェアだけで約16kgになります。座り心地だけでなく、人数分を積めるかまで考えてください。
座面高とテーブルの高さを合わせる
ローチェアを買ってから「食事がしにくい」と感じる失敗は珍しくありません。座面が低いチェアには、天板が低めのローテーブルが合います。反対に、一般的な高さのテーブルと組み合わせると、腕が上がりすぎたり、前かがみになったりすることがあります。
ハイランダーのローチェアは、焚き火を囲むスタイルや低めのテーブルで使いやすい設計です。購入前に、手持ちのテーブルの高さと、チェアの座面高を確認しましょう。座ったときに肘が自然に天板へ置けるか、膝が窮屈にならないかを想像すると判断しやすくなります。
リクライニングは「食事」と「休憩」の両立で選ぶ
リクライニングチェアは、背もたれを倒してくつろげるのが魅力です。ただし、深く倒せるチェアほど食事には向かない場合があります。食事のたびに体を起こすのが面倒なら、角度調整の段数や、起こした状態での姿勢も確認したいところです。
クライマックスローチェア2 ALのように複数段階で角度を変えられるモデルは、食事、焚き火、昼寝と用途を切り替えやすいのが利点です。リクライニングをほとんど使わない人には、固定式のウッドフレームチェアやCHEF CHAIRのほうが扱いやすいこともあります。
重さ・収納サイズは移動方法で判断する
重さの目安は、1脚3kg前後なら比較的扱いやすく、4kgを超えると安定感との引き換えで持ち運びの負担が増えやすいと考えると分かりやすいです。車からサイトまで数十m運ぶだけなら、4kg前後でも問題になりにくいでしょう。しかし、駐車場から遠いキャンプ場や徒歩キャンプでは、収納サイズも含めて慎重に選ぶ必要があります。
| 重さの目安 | 向いている使い方 | 判断のポイント |
|---|---|---|
| 約2〜3kg | ソロ、徒歩移動、荷物を軽くしたい人 | 持ちやすいが安定感を確認 |
| 約3〜4kg | 車移動のソロ・デュオ | 快適性と携行性のバランス |
| 約4kg以上 | ファミリー、長時間の滞在 | 車載スペースと運搬距離を確認 |
ハイランダーのリクライニングやハイバック系は、快適性を高める部材があるぶん、コンパクトチェアより大きくなりがちです。収納袋に入れたときの長さや厚みを、車の荷室に置いた状態まで想像しておくと安心です。
フレーム素材と生地から耐久性を考える
アルミフレームは、軽さと扱いやすさを重視したい人に向きます。スチールは重量が増えやすいものの、しっかりした座り心地を得やすい素材です。木製フレームはサイトの雰囲気を整えやすく、家のベランダやリビングで使いやすい一方、雨や湿気を避けて保管する必要があります。
生地は、座ったときの張りや肌触りに影響します。キルティング加工の生地は見た目に温かみがあり、秋冬のキャンプでも冷たさを感じにくい傾向があります。ただし、火の粉には強くありません。焚き火の近くで使うチェアは、耐火チェアではない限り、火の粉が飛ばない距離を保つことが基本です。
ハイランダーとは?チェアに強い理由と人気モデル
ナチュラムのオリジナルブランドとして展開
ハイランダーは、アウトドア用品を扱うナチュラムのオリジナルブランドです。キャンプで使いやすい機能を絞り込み、手に取りやすい価格帯で展開している点が特徴です。チェアでは、ロースタイル、木製、リクライニング、調理向けなど、利用シーンが分かりやすいシリーズがそろっています。
専門ブランドの高級チェアほど細かな調整機能を盛り込まず、そのぶん初めてでも選びやすいのが魅力です。価格はモデルによって異なりますが、中心は実売8,000円台〜1万4,000円程度。家族分を一度にそろえる場合にも、予算を組みやすいゾーンです。
クライマックスシリーズはくつろぎ重視
クライマックスローチェア2は、ハイバックとリクライニングを組み合わせた、ハイランダーの代表的なチェアです。アルミ版のALとスチール版のSTがあり、同じシリーズでも重さや取り回しの考え方が異なります。首を支える枕があるため、焚き火や星空観察で長時間座る人に適しています。
ハイランダーには、ローチェアより立ち座りしやすい高さのリクライニングチェアもあります。腰や膝への負担を減らしたい人、一般的な高さのテーブルに近い姿勢で食事をしたい人は、リクライニング機能だけでなく座面高も選択基準に入れると、候補を絞りやすくなります。
CHEF CHAIRとウッドフレームチェアは用途が明確
CHEF CHAIRは、料理や食事をしながら使うことを想定しやすいチェアです。肘掛けにはドリンクホルダーやシェラカップを掛けられるホールがあり、別売りのシェフテーブルの天板を座面下に設置すれば、小物置きとしても使えます。深く沈み込んで休むより、テーブルに向かって過ごす時間が長い人向けです。
ウッドフレームチェアEXは、ブナ材のフレームとロースタイルを組み合わせたモデルです。背面ポケットやハンドルカバーがあり、見た目だけでなく実用性も備えています。分解収納にはひと手間かかりますが、金属製の折りたたみチェアとは違うナチュラルな雰囲気を楽しめます。
他ブランドと比べたハイランダーの立ち位置
コールマンは、店頭で試しやすい定番性とファミリー向けの幅広さが強みです。WAQはクッション性やリラックス感を重視したチェアが多く、スノーピークは長く使う所有感やデザインを重視する人に選ばれています。
その中でハイランダーは、ロースタイルと焚き火に合わせやすく、1万円前後から機能を選びやすい点が魅力です。高級素材や極端な軽量性よりも、価格、見た目、座り心地のバランスを取りたい初心者に向いています。一方、徒歩キャンプ用の超軽量チェアや、火の粉に特化した難燃チェアを探す場合は、別ジャンルも比較してください。
| ブランド | チェアの強み | 価格帯の目安 | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| Hilander | ロースタイル、焚き火向け、価格とのバランス | 8,000円台〜1万4,000円程度 | 初心者、車移動、コスパ重視 |
| Coleman | 定番性とファミリー向けの豊富さ | 5,000円台〜2万円程度 | 店頭で選びたい人 |
| WAQ | クッション性とリラックス感 | 1万円台〜2万円台 | 座り心地を優先する人 |
| Snow Peak | デザインと所有感、長期使用 | 1万円台後半〜3万円台 | 道具を長く使いたい人 |
ハイランダー チェアおすすめ5選
ここからは、用途の広さ、座り心地、収納性、価格のバランスを基準に、ハイランダーの本体モデルを5つ紹介します。順位は単純な価格順ではありません。初めて買う人が使い回しやすいか、検索されやすい悩みに応えられるか、弱点を把握したうえで選べるかを重視しています。
第1位: Hilander クライマックスローチェア2 AL
ハイランダーのチェアで迷ったとき、最初に候補へ入れたい定番モデルです。4段階のリクライニング、可動式の枕、首まで支えやすいハイバックを備え、食事から焚き火、星空観察まで姿勢を変えて対応できます。アルミモデルの重量は約4.05kg、耐荷重は約100kgが目安です。超軽量ではありませんが、車で運ぶなら許容しやすく、安定感も得やすい重量です。
コットン生地とキルト加工による落ち着いた見た目も、ハイランダーらしい魅力です。実売価格は1万3,890円前後が目安で、販売店や時期によって変動します。リクライニングとハイバックを重視する人にとって、機能とのバランスを検討しやすいモデルです。気になるのは、折りたたんでも軽量チェアほど小さくならないこと。ソロでも荷物を極端に減らしたい人には不向きです。
- タイプ: ローチェア、ハイバック、リクライニング
- 重量の目安: 約4.05kg
- 耐荷重の目安: 約100kg
- 価格の目安: 1万3,890円前後(変動あり)
こんな人におすすめ: 焚き火やキャンプで座っている時間が長い人、最初の一脚で食事と休憩を両立したい人に適しています。リクライニングをあまり使わないなら、より軽い固定式も比較してください。
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第2位: Hilander クライマックスローチェア2 ST
STは、クライマックスローチェア2のスチールフレームモデルです。ALと同じく、リクライニング、ハイバック、枕によるくつろぎを重視できます。重量は約5.3kgで、アルミ版より重い一方、車移動が中心の人なら、その差よりも座ったときの安定感や価格を優先しやすいでしょう。耐荷重は約130kgが目安です。
実売価格は8,980円前後が目安で、販売店や時期によって変動します。家族分を2〜4脚そろえる場合、1脚ごとの価格が分かりやすいのは大きなメリットです。反面、徒歩で長距離を運ぶ人や、荷物を軽量化したいソロキャンパーには負担になりやすいモデルです。ALとSTで迷ったら、移動距離が短いならST、軽さも気になるならALを選ぶと判断しやすくなります。
- タイプ: ローチェア、ハイバック、リクライニング
- フレーム: スチール、アルミ
- 重量の目安: 約5.3kg(収納袋込み)
- 耐荷重の目安: 約130kg
- 価格の目安: 8,980円前後(変動あり)
こんな人におすすめ: 車載スペースに余裕があり、焚き火の前でゆっくり座りたい人、家族分のチェアを予算内でそろえたい人に向いています。徒歩移動が多い場合はALや軽量タイプが無難です。
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第3位: Hilander ウッドフレームチェアEX
サイトの雰囲気を大切にする人には、ウッドフレームチェアEXが有力です。ブナ材のフレームとロースタイル向けの座面を採用し、木製ギアやナチュラルカラーのテントと合わせやすいモデルです。背面ポケットとハンドルカバーがあり、分解して収納できるため、木製チェアとしての使い勝手にも配慮されています。
実売価格は9,800円前後が目安で、販売店や時期によって変動します。木製チェアとしては比較的手に取りやすく、自宅のベランダやリビングで使いたい人にも選びやすい価格帯です。リクライニング機能はないため、背もたれを倒して昼寝したい人には合いません。また、雨に濡れたまま放置すると木部の劣化につながるため、使用後は乾燥させて室内や屋根のある場所で保管してください。
- タイプ: 木製フレーム、ロースタイル
- 素材の特徴: ブナ材のフレーム、ポリエステル生地
- 重量の目安: 約3.65kg(収納袋を除く)
- 耐荷重の目安: 約100kg
- 価格の目安: 9,800円前後(変動あり)
- 収納: 分解収納に対応
こんな人におすすめ: 焚き火サイトをおしゃれに整えたい人、木製チェアをキャンプ以外でも使いたい人に向いています。軽さや素早い展開を最優先する人は、アルミ製を選んだほうが扱いやすいでしょう。
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第4位: Hilander CHEF CHAIR
CHEF CHAIRは、調理と食事を中心に過ごす人向けの実用モデルです。肘掛けにはドリンクホルダーとシェラカップ用のホールがあり、別売りのシェフテーブルの天板を座面下に設置すれば、小物置きとしても使えます。料理中に調味料や飲み物を地面へ置く回数を減らせるため、テーブルまわりをすっきり保ちやすいのが利点です。
アルミフレームとブナの肘掛け、キルト加工を施したコットン生地によるデザインも魅力です。座面高は約33.5cmで、低めのテーブルと組み合わせやすいチェアです。価格は9,800円前後が目安で、販売店や時期によって変動します。組み立てや収納に少し手間がかかること、容器によってはホルダーが使いにくい場合がある点は確認しておきましょう。
- タイプ: 調理向けローチェア
- 素材: アルミフレーム、ブナの肘掛け、コットン生地
- 重量の目安: 約3.4kg(収納袋込み)
- 耐荷重の目安: 約100kg
- 価格の目安: 9,800円前後(変動あり)
こんな人におすすめ: キャンプ飯を重視する人、座ったまま調理や食事を進めたい人に適しています。背もたれを倒して休む用途が中心なら、クライマックスシリーズのほうが満足しやすいです。
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第5位: Hilander リクライニングチェアDX
リクライニングチェアDXは、食事用の椅子というより、休憩時間を快適にするための一脚です。4段階で背もたれを調整できるため、焚き火を眺めたり、読書をしたり、夕方から夜までゆっくり過ごしたりする使い方に向きます。ローチェアよりもリラックス姿勢を取りやすく、座っている時間が長い人ほど良さを感じやすいモデルです。
実売価格は1万3,900円前後が目安で、販売店や時期によって変動します。座面高は約40cmで、一般的な高さのテーブルと合わせやすい一方、ロースタイル用のテーブルとは高さが合わないことがあります。食事のたびに背もたれを起こすのが面倒な人、収納サイズを小さくまとめたい人には向きません。なお、枕は別売りです。
- タイプ: ハイチェア、リクライニング
- 座面高の目安: 約40cm
- 重量の目安: 約5.55kg
- 耐荷重の目安: 約100kg
- 価格の目安: 1万3,900円前後(変動あり)
こんな人におすすめ: 焚き火、読書、昼寝など「何もしない時間」を楽しみたい人に適しています。食事と調理が中心ならCHEF CHAIR、軽さ重視ならALを比較してください。
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ハイランダーのチェアは、どれも万能というわけではありません。座る時間が長い人は第1位または第5位、食事と調理が中心なら第4位、サイトの雰囲気を優先するなら第3位というように、使い方から選ぶのがおすすめです。価格差が数千円程度なら、キャンプ中に毎回感じる不満を減らせるかで判断すると後悔しにくくなります。
ハイランダー チェアおすすめ比較早見表
5モデルの違いを、購入前に確認したい項目でまとめました。価格は販売時期や店舗、セールによって変わるため、あくまで目安として見てください。ALとSTはシリーズ名が似ていますが、主な違いはフレーム素材と重量感です。
| 順位 | 商品名 | 主なタイプ | 重量・サイズの判断 | 目安価格帯 | 向いている人 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | クライマックスローチェア2 AL | リクライニング・ローチェア | 約4.05kg、収納は大きめ | 1万3,890円前後 | 万能性と軽さのバランス重視 |
| 2 | クライマックスローチェア2 ST | リクライニング・ローチェア | 約5.3kg、安定感重視 | 8,980円前後 | 車移動、価格と安定感重視 |
| 3 | ウッドフレームチェアEX | 木製ローチェア | 分解収納、保管に配慮 | 9,800円前後 | 木の雰囲気、サイト映え重視 |
| 4 | CHEF CHAIR | 調理向けローチェア | 組み立て収納にひと手間 | 9,800円前後 | 食事・調理中心 |
| 5 | リクライニングチェアDX | くつろぎ向け | 収納スペースを確保 | 1万3,900円前後 | 昼寝や焚き火を楽しみたい人 |
迷ったときの簡単な選び方は、軽さも考慮して車で運ぶならAL、価格と安定感を優先するならST、木製ギアで統一するならウッドフレームチェアEX、料理を楽しむならCHEF CHAIRです。価格だけでなく、座面高と収納サイズが手持ちのテーブルや車に合うかを最後に確認してください。
ハイランダー チェアを快適に使うコツと組み合わせたいアイテム
チェアは本体の性能だけでなく、設置場所や周辺ギアとの組み合わせで使い心地が変わります。特にロースタイルでは、テーブル、足元、地面の状態を整えるだけで食事中の姿勢が安定します。買った直後にキャンプへ持ち出す前に、自宅で一度展開し、テーブルとの高さや収納袋への戻し方を確認しておくと安心です。
ローテーブルは座面高に合わせる
ローチェアには、天板が低めのローテーブルを合わせるのが基本です。テーブルが高すぎる場合は、肩が上がって腕が疲れやすくなります。反対に低すぎると、食事のたびに前かがみになり、腰に負担がかかることがあります。
食事が主目的ならCHEF CHAIRのようにテーブルへ寄りやすいモデル、休憩が主目的ならクライマックスローチェア2のように背中を預けられるモデルを選びましょう。1台のテーブルを家族で共有する場合、チェアの座面高が大きく違うと食べにくさが出るため、同じシリーズでそろえる方法もあります。
オットマンや足置きでリクライニングを活かす
リクライニングチェアで長時間くつろぐなら、足を置けるオットマンがあると姿勢を安定させやすくなります。足が宙に浮いたままだと、背もたれを倒した際に体がずれたり、膝裏が疲れたりすることがあります。純正品に限らず、耐荷重と高さが合う足置きを選んでください。
ただし、オットマンは荷物が増えるアイテムです。ソロキャンプで積載を抑えたいなら、チェアの前に収納ボックスを置いて足置きとして使う方法もあります。熱い鍋や刃物を置く用途には使わず、安定したものを選ぶことが大切です。
焚き火では距離と風向きを優先する
ハイランダーのチェアは焚き火の近くで使いやすいロースタイルが多いものの、通常の生地は難燃生地とは限りません。火の粉が飛ぶ距離まで近づけると、生地に穴が開いたり、木製フレームが熱で傷んだりする可能性があります。
風上にチェアを置くと、煙だけでなく火の粉も流れてきます。風向きを確認し、火ばさみや薪を扱うときはチェアから立って作業してください。焚き火台の近くで使う場合も、火の粉に強い専用品ではないことを前提に、十分な距離を取るのが安全です。
地面の沈み込みを防ぐ
砂地や柔らかい芝生では、チェアの脚が沈み込んで傾くことがあります。座る前に脚の下をならし、必要であればチェア用の脚キャップや薄い板を使って接地面を広げます。特にリクライニング中は重心が後ろへ移るため、後ろ脚が沈まないか確認してください。
濡れた地面で木製チェアを使った場合は、収納前に水分を拭き取り、帰宅後は完全に乾かします。収納袋へ濡れたまま入れると、カビやにおい、木部の劣化につながります。快適性だけでなく、保管方法まで含めて道具を選ぶと長く使いやすくなります。
気に入ったモデルが決まったら、次は自宅のテーブルと車の荷室を測ってみてください。数分の確認で、買った後の「入らない」「高さが合わない」をかなり防げます。
ハイランダー チェアでよくある失敗と回避策
価格だけで決めて座り方が合わない
1万円前後という価格は魅力ですが、安さだけで選ぶと用途とのミスマッチが起きます。焚き火を眺める時間が長い人が食事向けのチェアを選ぶと、背中を預けられず疲れやすくなります。逆に、調理をする人が深いリクライニングを選ぶと、テーブルへ寄りにくいことがあります。
購入前に、キャンプ中の時間を「食事」「調理」「焚き火」「睡眠・休憩」に分けてみましょう。最も長い時間に合う機能を優先すると、価格だけで選ぶより満足しやすくなります。
ALとSTを名前だけで選ぶ
クライマックスローチェア2は、ALとSTの名前が似ているため、違いを確認せず買ってしまいがちです。ALはアルミフレームで、約4.05kgという扱いやすさが魅力です。STはスチールを含むフレームで、約5.3kg。重さを許容して安定感や価格を重視したい人に向きます。
徒歩移動や荷物を軽くしたい人はAL、車からサイトまでの距離が短く、家族分をそろえたい人はSTという考え方が分かりやすいでしょう。重量差は商品ページで確認し、収納袋に入れた状態の大きさも見てください。
収納サイズを確認せず、車載できない
チェアは1脚なら小さく見えても、家族分を積むとかなりの場所を取ります。テント、タープ、クーラーボックス、寝具を積んだ後に、チェアをどこへ置くか考えておく必要があります。特にハイバックやリクライニングモデルは、細長い収納形状になりやすい点に注意してください。
- 購入前に収納袋の長さと厚みを確認する
- 4人家族ならチェア4脚分の容量で考える
- 荷室の高さだけでなく、横幅やホイールハウスも測る
- 店舗受け取りの場合は持ち帰りやすさも確認する
木製チェアを濡れたまま保管する
ウッドフレームチェアEXのような木製チェアは、雨や結露への配慮が必要です。キャンプ中に濡れた場合はタオルで拭き、帰宅後に風通しの良い場所で乾燥させます。乾燥機や強い直射日光を急に当てると、素材を傷める可能性があるため、自然乾燥が基本です。
木製の質感を長く保ちたい人には向いていますが、道具の手入れをできるだけ減らしたい人にはアルミやスチールのほうが気楽です。雰囲気と手入れの手間を両方受け入れられるかで判断してください。
焚き火の火の粉を軽視する
チェアの生地に小さな穴が開く原因として、火の粉は見落とされがちです。焚き火台の真正面に置き、風下で長時間使うと、火の粉が飛んできやすくなります。耐火・難燃をうたっていない生地を、火の粉に強いと判断してはいけません。
火を大きくしすぎない、風が強い日は距離を取る、薪を追加するときはチェアから離れるといった基本を守りましょう。火の粉による穴は保証対象にならない場合もあるため、購入後の扱いが耐久性を左右します。
まとめ
- 初めての一脚なら、リクライニングとハイバックを備えたクライマックスローチェア2 ALが選びやすい
- 車移動が中心で価格や安定感を重視するなら、クライマックスローチェア2 STが候補になる
- 木製の雰囲気やサイト映えを優先するなら、ウッドフレームチェアEXが向いている
- 調理と食事を中心にするならCHEF CHAIR、休憩や昼寝を重視するならリクライニングチェアDXを選ぶ
- 購入前に座面高、収納サイズ、重さ、焚き火との距離を確認すると失敗しにくい
ハイランダーのチェアは、1万円前後から1万5,000円程度までの価格帯で、用途に合った機能を選びやすいのが魅力です。まずは「焚き火」「食事・調理」「くつろぎ」のどれを最優先するか決め、候補を2〜3モデルに絞って収納サイズとテーブルの高さを確認してください。
