家族4人分の防災セットを探すと、「4人用を1つ買えば足りるのか」「2人用を2つに分けるべきか」「水や食料は別に必要なのか」と迷います。防災セットは人数だけでなく、誰が持つか、避難先までの距離、子どもや高齢者の有無で選び方が変わります。
結論からいうと、4人家族の持ち出し用は2人用セットを2つ、または1人用を4つに分散する方法が現実的です。この記事では、4人用防災セットの必要量、予算、選び方を整理したうえで、購入候補を10商品紹介します。持ち出し用と自宅備蓄用を分ける考え方も、具体例を交えて解説します。
家族4人の防災セットは何個必要?まず決める分け方
基本は「2人用×2セット」が扱いやすい
4人家族には、2人用の防災セットを2個用意する方法が最もバランスを取りやすいです。片方を大人2人、もう片方を子ども用品を含む家族用にするなど、家庭の事情に合わせて中身を調整できます。
4人分を一つの大型バッグにまとめると、内容量が増えて重量もかさみます。地震直後はエレベーターが止まり、階段や屋外を歩く可能性もあるため、一人で無理なく背負える重さに分けることが重要です。
ただし、2人用セットは1個あたりの重量が軽いとは限りません。購入後は中身をすべて出し、誰がどのバッグを持つかを決めてください。
1人用を4つにするケース
夫婦と小学生2人など、家族全員が自分の荷物を持てるなら、1人用を4個に分ける方法も便利です。避難中にはぐれた場合でも、各自が最低限のライトや笛、携帯トイレを持てます。
一方、未就学児や高齢者がいる家庭では、4個すべてを均等にする必要はありません。子ども用は軽くし、大人が水や食料を多めに持つなど、実際の体力に応じて配分しましょう。
4人用1セットが向く家庭・向かない家庭
4人用1セットは、保管場所を一つにまとめやすく、購入手続きも簡単です。避難所まで車で移動する場合や、家族全員が荷物を持てる場合は候補になります。
ただし、避難時の持ち出しを考えると、次の家庭には分散型が向いています。
- 階段を使う可能性が高い集合住宅
- 乳幼児や高齢者がいて一人が荷物を多く持てない
- 家族が別々の場所にいる時間が長い
- 避難経路が複数あり、別行動になる可能性がある
迷ったら2人用×2を基本にし、足りない個人用品だけ追加すると、過不足を調整しやすくなります。
家族4人用防災セットの失敗しない選び方
最優先はリュックの数・容量・重量
防災セットは中身の点数だけで選ばないでください。4人家族の場合は、リュックの数と持ち運びやすさが使用感を左右します。容量が大きいほど追加収納には有利ですが、詰め込むほど重くなります。
持ち出し用の目安は、1個あたり10〜15kg程度を上限の目安にすると管理しやすいでしょう。体力に不安がある人や小学生が持つバッグは、5〜8kg程度を目標にすると安心です。これは体格や避難距離によって変わるため、実際に背負って判断してください。
| 構成 | リュック数の目安 | 1個あたりの容量目安 | 向いている家庭 |
|---|---|---|---|
| 4人用を1個 | 1個 | 30〜45L前後 | 車移動・全員が荷物を持てる |
| 2人用を2個 | 2個 | 20〜30L前後 | 一般的な4人家族・分散避難 |
| 1人用を4個 | 4個 | 15〜25L前後 | 全員が自分の荷物を持てる |
| 大人用2個+子ども用 | 3個前後 | 大人20〜30L、子ども10〜15L | 乳幼児・小学生がいる |
水・食料・携帯トイレの数量を見る
セット商品には、水や非常食が「1人分」しか入っていないことがあります。4人用と書かれていても、何日分かを確認しましょう。
持ち出し用は、まず避難開始から半日〜1日を乗り切る量を意識します。自宅にとどまる可能性も考えるなら、別途3日分以上、できれば1週間分を備蓄します。
| 品目 | 4人・1日分の目安 | 4人・3日分の目安 | 確認ポイント |
|---|---|---|---|
| 飲料水 | 約12L | 約36L | 1人1日3Lを基本に、持ち出し分と在宅分を分ける |
| 主食・おかず | 12食前後 | 36食前後 | アレルギー・好みを確認 |
| 携帯トイレ | 20回分以上 | 60回分以上 | 1人1日5回を目安に、余裕を持たせる |
| ウェットティッシュ | 1〜2個 | 3〜6個 | 個包装は配りやすい |
| 乾電池 | 予備4〜8本 | 予備8〜16本 | 機器の種類をそろえる |
飲料水は、1人1日3Lを備蓄の基本的な目安として考えます。季節、年齢、持病、調理の有無で必要量は変わるため、表の数字に加えて余裕を持たせてください。携帯トイレは食料より後回しにされがちですが、断水時に不足しやすい必需品です。
収納内容と専門家監修を確認する
「30点」「72点」のような点数は比較のきっかけにはなりますが、点数が多いほど優秀とは限りません。同じ種類の衛生用品が細かく分かれている場合もあります。
次のような中身がそろっているかを確認してください。
- 情報収集用のラジオやライト
- 飲料水・非常食・携帯トイレ
- 救急用品・衛生用品・雨具
- 防寒用品・手袋・ホイッスル
- 充電手段や予備電池
防災士や専門家の監修、被災経験を反映した設計は、選定基準の一つになります。ただし、監修済みでも家族の薬や眼鏡、乳幼児用品まで入っているわけではありません。市販セットは完成品ではなく、初期装備と考えると失敗しにくいです。
保存期間と入れ替えやすさを調べる
保存水や非常食には、商品ごとに保存期間があります。長期保存タイプでも、購入日を記録しておかなければ交換時期を逃します。リュックの外側やスマートフォンのカレンダーに、点検月を登録しておきましょう。
非常食は賞味期限の半年前を目安に食べ、同じ数を買い直すローリングストックが実践しやすい方法です。普段食べない味だけを大量に買うと、期限前に消費できません。家族で試食し、子どもが食べられるものを選ぶことも大切です。
家族4人の防災セットに強い人気ブランド
LA・PITA(ラピタ)
LA・PITAは、持ち出し用防災セットをリュックにまとめた商品で知られるブランドです。水、食品、ラジオ、携帯トイレ、救急用品などを一式で確認しやすく、リュックの背負いやすさにも配慮されています。2人用を2つ購入し、家族4人で分担する使い方と相性がよいブランドです。
価格帯は、1人用で1万円台、2人用で2万5,000〜3万5,000円程度が目安です。中身を自分で選ぶ手間を減らしたい一方、価格と重量のバランスも重視したい家庭に向いています。代表モデルには「防災セット ラピタ プレミアム」「ラピタ エントリー」があります。
防災防犯ダイレクト
防災士が選んだ用品を、防炎・防水・防汚素材を意識したバッグに収納するシリーズを展開しています。見た目が一般的な防災袋に見えにくく、玄関や寝室に置きやすい点が特徴です。水や食料、トイレ、照明、電源など、避難直後に必要な用品をまとめて確認できます。
価格帯は1人用で1万5,000〜2万5,000円程度、2人用で2万5,000〜3万5,000円程度です。バッグの耐候性やデザイン性を優先する家庭に合いますが、2人用は重量を確認してから購入しましょう。代表モデルは「地震対策30点避難セットplus+」です。
DEFEND FUTURE
DEFEND FUTUREは、防災士監修のセットを複数展開するブランドです。防災用品の点数が多く、手回し・乾電池・USB充電など複数の方法に対応したライト類や、避難所で使うマットを含むモデルがあります。価格を抑えながら基本用品を広くそろえたい人に向きます。
2人用は1万5,000〜2万円程度、4人分なら3万5,000〜4万円程度が価格の目安です。装備数が多いぶん、購入後に中身を確認して重複品を整理する作業は必要です。代表モデルは「DEFEND FUTURE 防災セット Relief2」です。
アイリスオーヤマ
アイリスオーヤマは、保存水やアルファ化米、レトルト食品を含む防災セットを扱っています。日用品や家電と同じ流通網で購入しやすく、食品付きの商品を初めて買う家庭にも選びやすいブランドです。
2人用は2万円台、1人用は5,000〜1万5,000円程度の商品が中心です。食品まで一度に確保できる反面、携帯トイレや個人用品は家族4人分に足りない場合があります。代表モデルには「防災セット 食品付き 2人用 NBS2-62」などがあります。
| ブランド | 特徴ひとこと | 価格帯の目安 | こんな人向け |
|---|---|---|---|
| LA・PITA | 内容と背負いやすさのバランス | 1万〜3万5,000円 | 2人用×2で整えたい |
| 防災防犯ダイレクト | 耐候性を意識したバッグ | 1万5,000〜3万5,000円 | バッグの品質重視 |
| DEFEND FUTURE | 点数と価格のバランス | 1万〜2万5,000円 | 装備を広くそろえたい |
| アイリスオーヤマ | 食品付きで購入しやすい | 5,000〜2万5,000円 | 大手ブランドを選びたい |
防災セットおすすめ商品ランキングTOP10
第1位: LA・PITA 防災セット ラピタ プレミアム 2人用
4人家族の持ち出し用として使いやすいのが、2人用を2個そろえる方法です。約24Lの防水仕様リュックに保存水、食品、防災ラジオ、携帯トイレ、救急用品、雨具などをまとめています。内容の充実度と背負いやすさのバランスがよく、初めての防災セットでも不足品を把握しやすい構成です。
セット重量は2個合計で約9.7kgです。1個目が約5.2kg、2個目が約4.5kgで、リュックごとに内容物が異なります。4人分では2セットで6万円前後になりやすく、予算は必要です。
- 容量:約24L
- 価格:1個あたり3万円前後、4人分で6万円前後
- ラジオライト:手回し・USB充電・単三乾電池に対応するモデル
- リュック:防水仕様、ターポリン素材
大人がそれぞれ1個ずつ持つ家庭や、品質と収納性を重視する人におすすめです。子どもが持つ場合は、中身を分けて軽量化しましょう。
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第2位: 防災防犯ダイレクト 地震対策30点避難セットplus+ 2人用
防災士が選定した用品を、避難用バッグにまとめたセットです。防炎・防水・防汚を意識した防炎ターポリン製のリュックで、玄関付近や寝室に置きやすいデザインも魅力です。1個のリュックに2人分のアイテムが入る構成で、4人家族なら2個運用を検討できます。
本体容量は約17L、セット総重量は約8.3kgです。2人分を収納するため、女性や高齢者が持つなら、実際に背負って重量を確認してください。
- 内容:約30点の構成
- 価格:1個あたり3万円前後、4人分で6万円前後
- バッグ:防炎ターポリン製、容量約17L
- 重量:セット総重量約8.3kg
避難用品を見た目よく保管したい家庭、バッグの素材や品質を優先して選びたい人に向いています。
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第3位: DEFEND FUTURE 防災セット Relief2 2人用
価格と装備数のバランスで選ぶなら有力候補です。防災士が被災者の声をもとに選んだ37種72点の構成で、保存水や食品、携帯トイレ、エアーマット、手回し・USB・乾電池に対応する多機能ラジオなどを含みます。2人用を2個買っても、上位モデルより予算を抑えやすい点が魅力です。
点数が多いぶん、購入後は何がどこに入っているかを家族で確認してください。すべてを一つのバッグに入れたままにすると、重量が偏る可能性があります。
- 内容:37種72点の構成
- 保証:5年保証付きのモデル
- 価格:1個あたり1万8,000円前後、4人分で3万5,000〜4万円程度
- ラジオ:手回し・USB・乾電池に対応するモデル
防災士監修と装備数を重視しながら、4人分の予算を抑えたい家庭におすすめです。購入後に中身をカスタマイズできる人に向きます。
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第4位: HIH ヒカリネット HIH ハザードリュック二人用 Premium
福島県の被災企業が開発した2人用セットです。シュラフ2個、ランタン、ラジオ充電器などを含み、避難所での防寒や睡眠環境まで考えられています。寝袋を別で用意する手間を減らしたい家庭に便利です。
- 内容:シュラフ2個などを含む構成
- 価格:2万〜2万5,000円程度が目安
- 注意点:寝袋の分だけ重量が増えやすい
寒い地域や冬の避難所対策を優先する4人家族に向いています。小柄な人が持つ場合は、寝袋を別バッグに分ける運用も考えましょう。
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第5位: アイリスオーヤマ 防災セット 食品付き 2人用 NBS2-62
保存水、アルファ化米、レトルト食品、携帯トイレ、ランタン、衛生用品などを含む食品付きセットです。リュック容量は約40L、セット重量は約9.7kgで、62点の用品をまとめて収納できます。大手メーカーで流通量が多く、初めてでも購入先を探しやすい点がメリットです。
- 内容:62点の構成
- 価格:約2万6,000円が目安
- 食品:アルファ化米・レトルト食品など
- 水:500mL保存水6本
4人家族なら2セットが基本ですが、携帯トイレや個人衛生用品は追加確認が必要です。食品を一度にそろえたい家庭、購入しやすさを重視する人に適しています。
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第6位: 山善(YAMAZEN) 防災対策30点セット YBG-30
1人用の入門モデルで、ホイッスル、携帯トイレ、懐中電灯ランタン、レインポンチョ、アルミブランケット、給水バッグなどを備えます。4人分を4個に分散しても、合計価格を抑えやすいのが特徴です。
- 内容:約30点
- 価格:1個あたり5,000円前後が目安
- 4人分:2万円前後が目安
- ランタン:単三乾電池3本を使用。電池は別売り
保存水や食品は別売りなので、購入後に追加する前提です。家族全員が自分の荷物を持てる家庭や、まず最低限の持ち出し袋を整えたい人に向いています。
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第7位: PEACEUP 防災食 非常食セット 4人用 3日分 36食
これは避難リュックではなく、自宅備蓄向けの食料セットです。4人×3日分の36食をまとめて確保できるため、持ち出しセットの不足を補う商品として選びました。アルファ化米やパンの缶詰など、主食の種類を分けやすい点も便利です。
この商品は保存水なしの構成です。水は別途、1人1日3Lを目安に用意してください。
- 食料:約36食
- 水:付属しないため別途準備
- 保存期間:5年保存の商品
- 価格:約1万8,000円が目安
食料をまとめて自宅の収納棚に置き、在宅避難用として使う家庭におすすめです。避難時に持ち出す場合は、必要量だけを小分けにしましょう。
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第8位: 加賀産業 osamet ワンソート 2人用防災セット
メインバッグとサブバッグに分けて持てる2人用セットです。総容量は約55.5L前後の大容量で、保存水、食品、ラジオ、携帯トイレ、エアマット、防寒用品などを収める構成があります。4人家族で2セット運用すると、個人用品を追加する余裕を作りやすいでしょう。
- 総容量:約55.5L前後
- 価格:2万2,000〜3万円程度が目安
- 構成:メインバッグとサブバッグに分割
容量の大きさはメリットですが、詰め込みすぎると持ち出しにくくなります。子ども用品や衣類を追加したい家庭に適しています。
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第9位: LA・PITA 防災セット ラピタ エントリー 1人用
1人分の基本用品を個別に準備したい家庭向けの入門モデルです。4人家族で4個に分ければ、家族が別々の場所にいる時間帯でも、それぞれがライトや笛、トイレなどを持ち出せます。2人用セットより荷物の分散がしやすい点が強みです。
- 容量:15〜25L程度の1人用バッグが目安
- 価格:1万円台前後が目安
- 4人分:4万〜6万円程度が目安
食料や水の数量はモデルによって異なるため、4人分を購入する前に内容を確認してください。小学生用は中身を減らし、大人が分担する家庭にも向きます。
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第10位: 防災防犯ダイレクト 地震対策30点避難セット 1人用
大人一人が持つ持ち出し袋を、家族人数分に分けて用意したい場合の候補です。1人用ならバッグの重さを管理しやすく、個人の常用薬、眼鏡、モバイルバッテリーなどを追加できます。家族それぞれの勤務先や学校から避難する可能性がある家庭にも使いやすい構成です。
- 内容:約30点構成のモデル
- 価格:約2万2,000円が目安
- 重量:約5.5kg
- 追加目安:個人用品を一人あたり数点
家族4人分では合計8万円台を見込む必要があります。最低限の用品を自分で細かく選びたい人におすすめです。
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防災セットおすすめランキング比較早見表
価格は販売店や時期、セット内容の変更によって変わるため、購入時の目安として確認してください。4人家族で使う場合は、2人用を2個、1人用を4個など、必要数に置き換えて考えます。
| 順位 | 商品名 | 特徴ひとこと | 目安価格帯 |
|---|---|---|---|
| 1 | LA・PITA ラピタ プレミアム 2人用 | 内容と背負いやすさのバランス | 約3万円 |
| 2 | 防災防犯ダイレクト 30点避難セットplus+ 2人用 | バッグの耐候性と専門家選定 | 約3万円 |
| 3 | DEFEND FUTURE Relief2 2人用 | 点数と価格のバランス | 1万5,000〜2万円 |
| 4 | HIH ハザードリュック二人用 Premium | シュラフ付きで防寒向き | 2万〜2万5,000円 |
| 5 | アイリスオーヤマ NBS2-62 | 食品付きで買いやすい | 約2万6,000円 |
| 6 | 山善 YBG-30 | 1人用を分散しやすい | 約5,000円 |
| 7 | PEACEUP 4人用36食 | 自宅の食料備蓄向け | 約1万8,000円 |
| 8 | 加賀産業 osamet 2人用 | バッグを分割して運べる | 2万2,000〜3万円 |
| 9 | LA・PITA ラピタ エントリー 1人用 | 個人ごとに持ち出せる | 1万円台 |
| 10 | 防災防犯ダイレクト 30点 1人用 | 個人用品を追加しやすい | 約2万2,000円 |
「持ち出し用」と「自宅備蓄用」を同時に完璧にそろえると予算が膨らみます。まずは家から逃げるためのセットを2人用×2で確保し、その後に水・食料・トイレを増やす順番でも問題ありません。
防災セットを快適に使うコツと組み合わせたいアイテム
玄関・寝室・車に役割を分けて保管する
持ち出し用のリュックは、玄関の奥や押し入れの最上段ではなく、地震後でも取り出しやすい場所に置きます。寝室に置く場合は、家具が倒れて出入口をふさがないか確認してください。
車を使う家庭は、車載用の備蓄を別にすると便利です。ただし、真夏の車内は高温になり、食品や電池の保管に向かない場合があります。車載分は飲料水、簡易トイレ、ライト、軍手、雨具など、温度変化の影響を受けにくい用品を中心にし、定期的に点検します。
個人別ポーチを作って中身を迷子にしない
家族4人分を一つのリュックに入れると、必要な人が必要なものを探しにくくなります。ジッパー袋や小型ポーチで、次のように分けると取り出しやすくなります。
- 大人用:常用薬、眼鏡、身分証のコピー、衛生用品
- 子ども用:おやつ、連絡先カード、着替え、安心できる小物
- 共用品:ラジオ、ライト、救急用品、充電器
- トイレ用品:携帯トイレ、袋、ティッシュ、消臭用品
常用薬は防災セットに入れっぱなしにせず、普段の薬と入れ替えながら使う方法が安全です。処方薬の管理は、家族それぞれの状況に合わせて医療機関や薬剤師にも確認してください。
足りないものは購入後に追加する
市販セットと相性がよい追加品は、家族構成によって変わります。優先順位は次の順にすると、買い過ぎを防げます。
- 家族分の携帯トイレと飲料水
- 常用薬、眼鏡、コンタクト用品
- 子どもの食べ慣れた食品やおむつ
- モバイルバッテリー、予備電池、充電ケーブル
- 防寒着、着替え、タオル、現金
特に携帯トイレは、セット内の数量だけで4人×3日分を満たさないことがあります。購入前後に、人数×必要日数×1日あたりの使用回数で計算してください。
家族で年2回の持ち出し訓練をする
防災セットは、買っただけでは役に立ちません。年2回、家族でリュックを背負い、玄関から安全な場所まで歩いてみましょう。重さ、肩ベルトの長さ、子どもが持てるか、暗い場所でライトを取り出せるかを確認します。
点検日に非常食を試食すれば、賞味期限の管理と家族の好みの確認を同時にできます。防災の日や季節の変わり目を点検日に決めると、忘れにくくなります。
家族4人の防災セットでよくある失敗と回避策
「4人用」の表示だけを見て数量を確認しない
4人用と書かれていても、食料が4人分なのか、ライトなどの共用品を含めた表記なのかは商品によって異なります。水が4本だけ、携帯トイレが数回分だけというケースもあります。
商品ページのセット内容を、人数別・日数別に書き出しましょう。「水は何人分か」「食料は何食か」「トイレは何回分か」を確認すれば、追加購入の量が見えてきます。
中身を詰め込みすぎて誰も持てない
防災用品を追加するほど安心に感じますが、重量が増えれば逃げる速度が落ちます。購入後に体重計でリュックの重さを測り、実際に家族が背負って歩けるか確認してください。
重い水や食品は大人用に寄せ、子どもにはライト、笛、タオルなど軽量品を持たせます。持てないバッグは、内容が充実していても持ち出し用として機能しません。
非常食を家族が食べられない
非常食は長期保存だけでなく、味や食感も重要です。辛いものが苦手な子ども、硬いものを食べにくい高齢者、アレルギーのある家族がいる場合は、セット以外の食品を追加します。
水だけで食べられる食品を選ぶと、断水や停電時にも使いやすくなります。カセットコンロを使う場合は、換気と火災対策を優先し、屋内での使用可否は製品説明書に従ってください。
期限を確認せず収納する
防災セットを押し入れにしまい込むと、賞味期限や電池の液漏れに気づけません。購入日、点検日、食品の期限を一覧にし、半年に1回は中身を確認します。
電池を機器に入れたまま長期間保管しないほうがよい場合もあります。ライトやラジオは、点検時に作動確認を行い、必要なら電池を交換してください。
持ち出し用と自宅備蓄用を一つにまとめる
避難時に持っていく水や食料と、自宅で数日過ごすための備蓄は役割が違います。2Lの水や大量の食料を一つのリュックに詰めると、重くて持ち出せません。
おすすめは、玄関付近に持ち出し用、キッチンや倉庫に在宅避難用、車に車載用を分ける方法です。家具の転倒や浸水の可能性を考え、保管場所を一か所に集中させないことも大切です。
まとめ
- 4人家族の持ち出し用は、2人用×2セットが基本的に使いやすい
- 家族全員が荷物を持てるなら、1人用を4個に分散する方法もある
- 水は4人で1日約12L、食料は1日12食、携帯トイレは1日20回分以上を目安にする
- 3日分なら、水約36L、食料36食、携帯トイレ60回分を目安にする
- 市販セットは初期装備なので、薬・眼鏡・子ども用品・個人の食料を追加する
- 持ち出し用、自宅備蓄用、車載用を分け、半年に1回は重量と期限を点検する
まずは家族それぞれが実際に持てる重さを確認し、予算に合わせて2人用×2か1人用×4のどちらでそろえるか決めてから、必要な水・トイレ・個人用品を追加しましょう。価格だけでなく、実際に持ち出せるかを比べて選ぶと、購入後の後悔を減らせます。