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メスティンのシーズニングは必要?手順と不要な製品

メスティンのシーズニングは本当に必要?米のとぎ汁を使う手順、バリ取りとの違い、アルマイト加工品の見分け方、焦げ付き対策まで初心者向けに解説します。

メスティンのシーズニングは必要?手順と不要な製品
⏱ 約16分 ✍️ キャンプ沼編集部 𝕏 f B! L

新品のメスティンを手に入れたものの、「シーズニングは本当に必要?」「米のとぎ汁で煮る意味は?」と迷っていませんか。結論からいうと、無垢アルミのメスティンはシーズニングをしてもよいものの、必須作業ではありません。一方、アルマイト加工やノンスティック加工が施された製品は、基本的にシーズニング不要です。

この記事では、シーズニングの目的、米のとぎ汁を使った手順、バリ取りとの違い、加工別の扱い方を詳しく解説します。焦げ付きや黒ずみの対処法、失敗しにくい炊飯のコツ、購入時の選び方までまとめたので、初めてメスティンを使う人も自分に合う方法を判断できます。

メスティンのシーズニングは必要?まず結論を確認

メスティンのシーズニングとは、米のとぎ汁などを入れて煮沸し、アルミ表面に薄い膜を作る下準備です。フライパンの油ならしと似た言葉ですが、メスティンでは油を塗るのではなく、米のデンプンを利用する方法が一般的です。

ただし、シーズニングをしないと使えないわけではありません。新品の無垢アルミ製品は、使用前に中性洗剤で洗い、必要ならバリを確認すれば調理できます。

メスティンの状態 シーズニングの必要性 使用前にすること
無垢アルミ 必須ではないが、行う人が多い 洗浄、バリ確認
アルマイト加工 基本的に不要 洗浄、加工面の確認
ノンスティック加工 不要 柔らかいスポンジで洗浄
表面加工が不明 説明書を優先 メーカー表示を確認

シーズニングで期待できるのは、アルミ特有のにおいや黒ずみを感じにくくすること、表面にデンプンの膜を作って汚れを落としやすくすることです。ただし、膜は永久に残りません。洗剤で洗ったり、強くこすったりすれば落ちます。

シーズニングの有無より、バリ取りと洗浄のほうが安全面では優先度が高い点も覚えておきましょう。縁に鋭い部分が残っていると、指や口元を傷つけるおそれがあります。

シーズニングをしないで使うとどうなる?

無垢アルミのメスティンをシーズニングなしで使っても、炊飯や煮込み料理はできます。起こりやすい変化は、次のようなものです。

  • 最初の数回だけアルミのにおいを感じる
  • 水や米の成分で表面が白っぽく、または黒っぽく変化する
  • 炊飯後の米粒が縁や底に残りやすい
  • 焦げ付きが起きたときに落としにくい

これらは製品の異常とは限りません。アルミは熱や食材に反応して見た目が変わることがあります。見た目の変化を味わいとして使う人もいるため、新品の無垢アルミなら、シーズニングを省略して実際に使いながら判断しても問題ありません

新品メスティンでシーズニングする理由と効果

新品のメスティンにシーズニングをする主な理由は、表面を整えて、使い始めの不快感を減らすためです。製造時の加工状態や素材によって差があるため、効果の感じ方には個人差があります。

米のとぎ汁に含まれるデンプンが加熱されることで、アルミ表面に薄い膜が付きます。この膜が油のような強いコーティングになるわけではありませんが、食材と金属が直接触れる感覚をやわらげる目的で行われます。

期待できること 実際の意味 過信できないこと
アルミ臭を感じにくくする 初回のにおい対策になる場合がある すべてのにおいを消すわけではない
汚れを落としやすくする 軽いこびり付きの対策になる 焦げ付きを完全に防げない
表面に膜を作る 使い始めの保護感が得られる 傷やへこみを防ぐものではない
黒ずみを抑える 変色を感じにくくなることがある 変色を永久に止めるわけではない

一方で、シーズニングをしても炊飯の失敗は防げません。火力が強すぎれば底は焦げますし、水量を間違えれば米は硬くなります。メスティンの縁のバリも、シーズニングでは丸くなりません。

購入後にありがちな失敗は、シーズニングをしたことで「焦げ付かない加工品になった」と考えてしまうことです。米のとぎ汁の膜は、ノンスティック加工とは別物です。調理中は弱火を意識し、使用後は汚れをふやかしてから洗ってください。

シーズニングより先に確認したいこと

次の項目を先に確認すると、不要な作業やけがを防げます。

  1. 本体の素材と表面加工を説明書で確認する
  2. 縁やフタの合わせ部分に鋭いバリがないか見る
  3. 製造時の油や粉じんを中性洗剤で落とす
  4. ハンドルや収納袋など、付属品の装着状態を確認する

特に加工品を無垢アルミと勘違いし、強くこすってしまうのは避けたいところです。表面の状態が分からない場合は、メーカーの取扱説明書を優先しましょう。

メスティンの米のとぎ汁シーズニング手順

無垢アルミ製のメスティンでシーズニングを行うなら、難しい道具は必要ありません。洗浄とバリ確認を終えてから、米のとぎ汁を15〜20分ほど弱めの火で煮るのが基本です。強火で長時間煮る必要はありません。

用意するもの

  • メスティン本体
  • 米のとぎ汁。メスティンが十分に浸かる量
  • 中性洗剤
  • 柔らかいスポンジ
  • 清潔な布やキッチンペーパー
  • 必要に応じて耐水ペーパー、目安は細かめの番手

とぎ汁は、米を洗ったときの白い汁を使います。濃さに神経質になる必要はありませんが、最初の濃いとぎ汁を使うと準備しやすいでしょう。メスティンに入らない量は無理に用意せず、内側が浸かる程度で構いません。

手順を5段階で実践

  1. 中性洗剤で洗う。製造時の油分やほこりを落とし、すすぎます。
  2. バリを確認する。縁を指で強くなぞらず、目視と布の引っかかりで確認します。
  3. とぎ汁を入れる。本体の内側が浸かる程度まで入れます。
  4. 弱めの火で15〜20分煮る。吹きこぼれや空だきを防ぎます。
  5. 冷まして水ですすぐ。水分を拭き取り、完全に乾かします。
作業 目安時間 失敗を防ぐポイント
洗浄 3〜5分 中性洗剤と柔らかいスポンジを使う
バリ確認 5分前後 縁、フタ、ハンドル周辺を見る
とぎ汁の煮沸 15〜20分 弱めの火で空だきを避ける
冷却・すすぎ 10分前後 熱い本体に急な冷水をかけない
乾燥 30分以上 水分を残さず保管する

煮沸中は本体が熱くなるため、素手で動かさないでください。取っ手が熱くなる製品もあります。ガスバーナーや焚き火で行う場合は、風で火が流れない場所を選び、周囲の可燃物を離します。

なお、シーズニング後に米のにおいが気になるなら、水ですすいでから一度湯を沸かせば十分です。シーズニング後に油を塗って保管する必要はありません。油が酸化すると、かえってにおいやベタつきの原因になります。

バリ取りとシーズニングの違いを知って正しい順番で行う

メスティンのバリ取りとシーズニングは、目的がまったく違います。バリ取りは縁に残った金属の尖りを滑らかにする作業で、シーズニングは表面に薄い膜を作る下準備です。検索では一緒に語られがちですが、同じ作業ではありません。

順番は「洗浄・確認・必要ならバリ取り・再洗浄・シーズニング」です。先にシーズニングをしてから紙やすりをかけると、せっかくの膜を削ることになります。

比較項目 バリ取り シーズニング
目的 尖った部分を滑らかにする 表面にデンプンの膜を作る
対象 縁、フタ、接合部など 主に無垢アルミの内側
道具 細かい耐水ペーパーなど 米のとぎ汁、熱源
優先度 けが防止のため高い 使い勝手を整える補助作業
省略した場合 手や口を傷つける可能性 炊飯や調理は可能

バリ取りのやり方

バリが気になる場合は、細かい耐水ペーパーを小さく折り、縁を一方向に軽くなでます。力を入れて削り続けるのではなく、引っかかりがなくなった時点で止めるのがコツです。金属粉が出るため、作業後は中性洗剤で十分に洗い流してください。

  • 紙やすりを使うなら細かいものを選ぶ
  • 内側に削り粉を残さない
  • ハンドルの可動部を削らない
  • 手袋を使い、削った縁を直接触りすぎない

加工済みのメスティンは、バリ取りを想定していない場合があります。黒い塗装やノンスティック面を削ると、加工が剥がれるおそれがあります。加工品の縁が気になるときは、自分で削る前に説明書やメーカー案内を確認してください。

無垢アルミのバリ取りは、シーズニングより優先して行う価値があります。口を付ける可能性のあるフタの縁や、洗うときに指が触れる部分は特に念入りに確認しましょう。

アルマイト・ノンスティック加工のメスティンはシーズニング不要

シーズニングが必要か判断するときは、商品名よりも本体の表面加工を見ます。アルマイト加工はアルミ表面を処理したもの、ノンスティック加工は食材のこびり付きに配慮した表面処理です。どちらも、無垢アルミ向けの米のとぎ汁シーズニングを前提としていません。

表面状態 シーズニング お手入れの注意
無垢アルミ 任意 変色や傷を過度に気にしない
アルマイト 原則不要 強い研磨剤や金属たわしを避ける
ノンスティック 不要 金属製の調理器具を避ける
黒色などの表面加工 商品説明を優先 加工を傷つけない

アルマイト加工品をシーズニングしても、大きなメリットは期待しにくいでしょう。加工面に強い熱を加えたり、研磨したりするほうがリスクになります。ノンスティック加工品は、米のとぎ汁を煮るよりも、柔らかいスポンジで洗って表面を保つことが大切です。

シーズニング不要の製品を選びたい人は、商品説明に次の表現があるか確認してください。

  • アルマイト加工
  • ハードアノダイズド加工
  • フッ素樹脂加工、ノンスティック加工
  • シーズニング不要
  • 使用前は洗浄のみ

ただし、販売ページの説明が簡略な場合もあります。加工の有無が分からないときは、無理にシーズニングをせず、メーカーの公式説明書を確認するのが無難です。

買ってすぐ使いたい」「バリ取りや煮沸を省きたい」なら、加工済みモデルが向いています。反対に、アルミが変化していく風合いや、道具を育てる感覚を楽しみたいなら、無垢アルミを選ぶ余地があります。

メスティンおすすめ商品を加工・容量・価格で比較

ここでは、シーズニングの要否と使い方を判断しやすいよう、定番商品を軸別に紹介します。価格は販売店や時期で変わるため、購入時の目安として見てください。ソロで炊飯中心なら750〜850mL前後、複数人のおかずや麺料理まで作るなら1,000mL以上が選びやすい容量です。

シーズニング不要で始めやすい加工済みモデル

スケーター メスティン 850mL LIVE IN NATURE AFTM8-Aは、アルマイト加工が施された850mLクラスのモデルです。シーズニングをせずに使い始めやすく、ソロキャンプでの炊飯や簡単な煮込みに向いています。ガス火専用のため、使用する熱源には注意してください。無垢アルミの経年変化を楽しみたい人には向きません。価格帯は1,500〜3,500円前後が目安です。

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キャプテンスタッグ アルミ角型クッカー UH-4113は、アルマイト加工と目盛りを備えた約1.0Lのアルミ製角型クッカーです。コンパクトストーブや小型ガスバーナーでの炊飯に対応し、取っ手は折りたたんで収納できます。シーズニングをせずに使いたい初心者や、炊飯時の水量を測りやすい製品を探している人に向いています。価格帯は1,000〜3,100円前後が目安です。

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ロゴス メスキットは、直火調理に対応する1Lクラスのメスキットです。焼く、煮る、揚げる、燻製などに使え、最大2合の炊飯にも対応します。傷に強いハードアルマイト加工が施されているため、無垢アルミのようなシーズニングは基本的に不要です。価格帯は2,700〜4,000円前後が目安です。

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「シーズニング不要」と明記された加工品は、初回準備の手間を減らせる一方、加工面への傷には注意が必要です。短時間でキャンプに出たい人は、価格だけでなく使用開始までの手軽さも比べてみてください。

無垢アルミの定番で道具を育てたい人向け

トランギア メスティン TR-210は、無垢アルミ製の取っ手付き角型飯ごうです。容量は750mL、重量は約155gで、炊飯目安は約1.8合。ソロの炊飯や一人分の温め料理に使いやすく、内部に別売りのアルコールバーナーやゴトクを収納できます。購入後は洗浄とバリの確認を行い、希望すれば米のとぎ汁でシーズニングできます。価格帯は2,400〜3,000円前後が目安です。

トランギア TRANGIA 1.8合 飯盒 はんごう TR-210 メスティン

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トランギア ラージメスティン TR-209は、容量1,350mL、炊飯目安約3.5合の大型モデルです。ソロで多めに作り置きしたい場合や、2人分の料理を作りたい場合に便利です。ただし本体が大きい分、収納場所と加熱時の火力管理を考える必要があります。少量の炊飯だけが目的なら、持て余す可能性があります。価格帯は3,400〜4,000円前後が目安です。

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MiliCamp メスティン MR-250は、容量約800mL、炊飯目安約2合のアルミ製レギュラーサイズ飯ごうです。重量は約165gで、折りたたみ式ハンドルを備えています。単品のほか、網やケースなどを組み合わせたセット品も流通しているため、付属品の内容を確認して選びましょう。価格帯は1,300〜2,700円前後が目安です。

無垢アルミを選ぶメリットは、加工面の扱いに神経質になりすぎず、使い込んだ変化を楽しめることです。一方で、黒ずみや細かな傷は避けにくい素材です。新品同様の見た目を保ちたい人は加工品、道具の変化を楽しみたい人は無垢アルミという分け方が分かりやすいでしょう。

容量重視でソロ・デュオの料理を広げたい人向け

キャプテンスタッグのアルミ角型メスティン UH-4126は、満水容量約1.0Lで、炊く、焼く、煮る、茹でる調理に対応する硬質アルマイト加工済みのモデルです。内側に計量目盛があり、取っ手は折りたたみ式です。ソロで多めに食べる人や、デュオでおかずを作りたい人が検討しやすい容量帯です。実売価格は2,200〜4,200円前後が目安です。

ダイソー メスティン(ハンドル付)は、できるだけ初期費用を抑えて試したい人向けの選択肢です。満水容量は約500mLで、炊飯目安は1合。アルマイト加工済みのアルミ製で、コンパクトストーブ、アルコールバーナー、シングルバーナーでの炊飯・調理に使えます。実売価格は550円前後ですが、店舗によって在庫や取り扱いが異なる場合があります。

🏕 ダイソー メスティン(ハンドル付)

容量を選ぶときは、次の目安が役立ちます。

使い方 容量の目安 向いている料理
少食のソロ炊飯 500〜750mL前後 一人分のご飯、湯沸かし
一般的なソロ 750〜1,000mL 炊飯、麺、レトルト、煮込み
デュオ・作り置き 1,000〜1,350mL 二人分のおかず、蒸し料理
3〜4人家族 1台では不足しやすい 大鍋や別クッカーを推奨

メスティンは便利ですが、3〜4人家族の主食とおかずを1台でまかなう道具ではありません。ファミリーキャンプなら、メスティンは子ども用の炊飯や副菜用と割り切り、大きな鍋を併用すると調理がスムーズです。

商品選びで迷ったら、まず「無加工の風合いを楽しみたいか」「買ってすぐ使いたいか」を決めてください。その後に容量と価格を比べると、シーズニングの要否で悩み続けずに済みます。

シーズニングやメスティン調理で起きやすい失敗と対策

メスティンの失敗は、シーズニングそのものより、火力や洗い方で起きることが多いです。初回は次のポイントを意識すると、買ったばかりの道具を傷めにくくなります。

シーズニング中の失敗

米のとぎ汁を入れたまま強火にすると、吹きこぼれや空だきの原因になります。水分が減って本体が空になると、変形や焦げ付きにつながることがあります。火を止める前に水量を確認し、少しでも不安なら短時間で切り上げてください。

重曹はアルミに対して強いアルカリ性の影響が出る場合があるため、シーズニングや焦げ落としに使うのは避けるのが無難です。酢などの酸性物質も、長時間の加熱やつけ置きで変色することがあります。基本は米のとぎ汁と水だけにし、薬剤を足さない方法が安全です。

炊飯時の焦げ付き

焦げ付きは、強火のまま加熱し続けることで起こりやすくなります。固形燃料を使う場合も、火が消えた直後にフタを開けず、10〜15分ほど蒸らすと米が落ち着きます。熱源や米の量によって結果は変わるため、初回は少量で試すのがおすすめです。

  • 米を洗い、目安として30分ほど吸水させる
  • 水量は米の量と製品の目盛りを優先する
  • 沸騰後は火を弱める
  • 加熱後は10〜15分蒸らす
  • フタを開けるときは蒸気によるやけどに注意する

焦げ付き・黒ずみ・アルミ臭への対処

軽い焦げは、冷めてからぬるま湯を入れてふやかし、木製や樹脂製のヘラで落とします。金属たわしやナイフで削ると傷が増え、加工品では表面が剥がれるおそれがあります。黒ずみはアルミの変色として起こることがあり、見た目だけで使用不可と判断する必要はありません。

困りごと まず行うこと 避けたいこと
軽い焦げ ぬるま湯でふやかす 金属でこする
米粒のこびり付き 水を張って時間を置く 熱いうちに急冷する
黒ずみ 柔らかいスポンジで洗う 強い薬剤を長時間使う
アルミ臭 水洗い後に湯を沸かす 香りの強い洗剤を残す
加工面の傷 使用を止めて状態確認 研磨剤で削る

焦げが落ちないまま無理に使い続けると、次の調理でさらに焦げやすくなります。家に帰ってから時間をかけてふやかし、それでも表面加工の剥がれや変形がある場合は使用を控えましょう。

使用後の洗い方と長持ちさせるメンテナンス

シーズニングをしたメスティンでも、使用後に洗剤を使って構いません。米のとぎ汁でできた膜は、衛生面を優先して落としてよいものです。むしろ、食材の油分や残りかすを放置するほうが、においやカビの原因になります。

基本の洗浄手順

  1. 本体が少し冷めるまで待つ
  2. 残った食材を取り除く
  3. ぬるま湯で汚れをふやかす
  4. 中性洗剤と柔らかいスポンジで洗う
  5. 水分を拭き、フタを開けて乾燥させる

熱い本体に冷水をかけると、変形やフタのゆがみにつながる可能性があります。焚き火直後は特に温度差が大きいため、急冷しないでください。洗った後にフタを閉じたまま収納すると、水分がこもります。

メンテナンス項目 頻度 ポイント
中性洗剤での洗浄 毎回 食材の残りを落とす
完全乾燥 毎回 フタを開けて保管する
バリや変形の確認 数回使用ごと 縁とハンドルを見る
収納袋の清掃 汚れたとき 湿ったまま戻さない
シーズニングのやり直し 必要なときだけ 無垢アルミに限定して検討

メスティンを長持ちさせるコツは、空だきをしない、金属製の調理器具を避ける、重いものを上に載せないことです。加工品は特に表面の傷に注意してください。無垢アルミは多少の変色や傷が使用に影響しない場合もありますが、変形や鋭い割れがあれば別です。

保管時は、本体とフタの間に乾いたキッチンペーパーを一枚挟むと、湿気がこもりにくくなります。長期間使わなかった場合は、使用前にもう一度洗浄し、においや腐食がないか確認してください。

メスティンの選び方と初心者が確認するチェックリスト

シーズニングの手間だけでメスティンを選ぶと、容量や収納性で後悔することがあります。購入前に、何を作るか、何人で食べるか、どの熱源を使うかを決めておきましょう。

容量・加工・付属品を確認する

ソロでご飯を炊くなら750〜850mL程度が扱いやすい目安です。カレーや麺、蒸し料理も作りたいなら1,000mL前後を選ぶと余裕があります。3〜4人家族なら、メスティンを人数分の主調理器具にするより、鍋との併用が現実的です。

確認項目 初心者の判断基準
容量 ソロは750〜1,000mL、デュオは1,000mL以上が目安
素材・加工 手間を省くならアルマイトや加工品、風合い重視なら無垢アルミ
目盛り 炊飯時に水量を測りやすいか
ハンドル 収納時に折りたためるか、熱くならないか
フタ 調理中にずれにくいか、つまみが持ちやすいか
付属品 網や収納袋が必要か
熱源 バーナー、固形燃料、焚き火での使用可否

焚き火で使う場合は、すすや強い熱で外側が汚れやすくなります。きれいな見た目を保ちたいならバーナー中心、道具の変化を楽しみたいなら焚き火というように、使う場所も選定基準に入れてください。

購入前の最終チェック

  • シーズニングをしたい素材か、不要な加工品か
  • バリ取りの必要性とメーカー説明を確認したか
  • ソロ、デュオ、ファミリーのどれで使うか
  • 炊飯以外に作りたい料理があるか
  • 金属製ツールを使わずに済むか
  • 使用後に洗って乾燥できる環境があるか
  • 予算は1,000円台、数千円台のどちらか

シーズニングに時間をかけたくない初心者は、表面加工と「使用前は洗浄のみ」といった説明を優先すると選びやすくなります。逆に、無垢アルミの定番品を選び、バリ取りや炊飯の練習も含めて楽しむのもメスティンの魅力です。

まとめ

  • 無垢アルミのメスティンは、シーズニング必須ではない。洗浄だけでも使用できる
  • アルマイト加工やノンスティック加工の製品は、基本的にシーズニング不要
  • 米のとぎ汁を使う場合は、洗浄とバリ確認の後に15〜20分ほど弱火で煮る
  • バリ取りはけが防止、シーズニングは表面を整える作業で、目的が違う
  • 焦げ付き対策には弱火、吸水、蒸らし、使用後の早めの洗浄が重要

まずは手元のメスティンの素材と表面加工を説明書で確認し、無垢アルミならシーズニングをするかどうかを好みで決めましょう。購入前なら、容量と加工の有無を比較して、使い始めやすい一台を選んでください。

よくある質問

Q. メスティンのシーズニングは本当に必要ですか?
A.

必須ではありません。無垢アルミ製は洗浄とバリの確認だけでも使えます。米のとぎ汁によるシーズニングは、アルミ臭や使い始めの汚れを感じにくくする目的で、必要な人だけ行えば十分です。

Q. メスティンをシーズニングしないで使うとどうなりますか?
A.

炊飯や調理は問題なくできます。ただし、最初の数回にアルミ臭を感じたり、黒ずみや米粒のこびり付きが起きたりする場合があります。焦げ付きはシーズニングの有無より火力と水量の影響が大きいです。

Q. メスティンのシーズニングは米のとぎ汁で何分煮ればいいですか?
A.

メスティンの内側が浸かる程度の米のとぎ汁を入れ、弱めの火で15〜20分ほど煮るのが目安です。強火や長時間の加熱は空だきや吹きこぼれにつながるため避け、冷ましてから水ですすいでください。

Q. アルマイト加工のメスティンはシーズニング不要ですか?
A.

基本的に不要です。アルマイト加工は表面を処理しているため、無垢アルミ向けの米のとぎ汁シーズニングを行う必要はありません。説明書を確認し、柔らかいスポンジで洗って加工面を傷つけないように使います。

Q. メスティンのバリ取りとシーズニングはどちらを先にやるべきですか?
A.

バリ取りを先に行います。順番は、洗浄、バリの確認、必要ならバリ取り、再洗浄、シーズニングです。シーズニング後に紙やすりを使うと、表面の膜を削ってしまいます。加工品は自己判断で削らず説明書を優先してください。

Q. メスティンのシーズニングに重曹や酢を使っても大丈夫ですか?
A.

基本は使わないほうが安全です。重曹などのアルカリ性物質はアルミに影響する場合があり、酢も長時間の加熱やつけ置きで変色することがあります。シーズニングは米のとぎ汁と水だけで行う方法をおすすめします。

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