BBQでいつもの肉やチーズを燻製にすると、香りだけで食卓の印象が変わります。ただし、スモーカーは「サイズが小さすぎた」「煙が思った以上に出た」「温度が上がりすぎて食材が苦くなった」と後悔しやすい道具でもあります。
結論からいうと、初めての1台なら1〜3人分を短時間で作れる熱燻対応モデルが扱いやすく、総合1位はSOTO キッチン香房 ST-125です。本格的に肉の塊や魚を燻製したいならコールマンやユニフレームの縦型、庭でじっくり楽しむならウェーバーが候補になります。本記事では、BBQでの使いやすさ、片付けやすさ、安全性、価格を基準に10製品を比較します。
先に結論:BBQスモーカーおすすめTOP3
- SOTO キッチン香房 ST-125|少人数の熱燻を始めやすい定番
- Coleman ステンレススモーカーII|家族・グループで使いやすい縦型
- UNIFLAME フォールディングスモーカー FS-600|収納性と容量を両立したキャンプ向け
BBQスモーカーの選び方|燻製方法・人数・使う場所で決める
BBQ用スモーカーと燻製器の違いはほぼ同じ
「スモーカー」と「燻製器」は、基本的には食材を煙で香り付けするための同じ道具を指します。商品名では、箱型・鍋型・縦型を含めて「スモーカー」と呼ぶことが多く、燻製器はより広い総称として使われます。
選ぶときに見るべきなのは呼び方ではなく、次の3点です。
- チップを加熱して短時間で作る熱燻に対応するか
- 食材を吊るすフックや複数の網が使えるか
- 庭・ベランダ・キャンプ場のどこで使うか
初心者のBBQなら、まずは熱燻用を選びましょう。市販のベーコン、ゆで卵、チーズ、ナッツなら下処理が少なく、20〜60分程度でも香りを楽しめます。
熱燻・温燻・冷燻の違いを知る
燻製には温度帯による3種類があります。初めての人が冷燻までできる大型機を買っても、温度管理や衛生管理が難しく、使い切れないことがあります。最初の一台は、作りたい料理から逆算するのが失敗しない近道です。
| 燻製方法 | 温度の目安 | 時間の目安 | 向く食材 | 初心者向き |
|---|---|---|---|---|
| 熱燻 | 80〜140℃前後 | 20〜60分 | チーズ、ベーコン、手羽先、ししゃも | ◎ |
| 温燻 | 30〜80℃前後 | 1〜数時間 | ソーセージ、ナッツ、半熟卵 | ○ |
| 冷燻 | 15〜30℃前後 | 半日〜数日 | 生ハム、スモークサーモン、チーズ | △ |
熱燻は加熱調理と燻香付けを同時に行えるため、BBQと相性抜群です。温燻は食材をしっかり乾燥させ、温度を上げすぎない工夫が必要です。冷燻は食材管理の難度が高く、暑い季節や初心者にはおすすめしません。
人数別に必要なサイズを考える
スモーカーは大きければ便利とは限りません。容量が大きいモデルは食材を多く入れられますが、予熱や洗浄の手間も増えます。1〜2人なら鍋型、3〜4人なら2段以上の縦型、5人以上なら大型縦型やケトル型が目安です。
| 主な人数 | 目安の調理量 | 向く形状 | 予算の目安 |
|---|---|---|---|
| 1〜2人 | チーズ1〜2袋、卵6個程度 | 鍋型・コンパクト型 | 4,000〜9,000円程度 |
| 3〜4人 | 肉・魚・チーズを同時に調理 | 2〜3段の縦型 | 8,000〜18,000円程度 |
| 5〜8人 | 肉の塊、魚、複数食材 | 大型縦型・ケトル型 | 2万〜8万円程度 |
家族4人で年に数回キャンプをするなら、網が2〜3段ある縦型が使いやすい選択です。一方、ソロキャンプで「つまみを一品作りたい」程度なら、鍋型のほうが出番は増えます。
素材・密閉性・付属品もチェックする
長く使うなら、手入れのしやすいステンレス製が有力です。油汚れやヤニを落としやすく、キャンプで繰り返し使う人に向きます。スチール製は価格を抑えやすく、大容量モデルも選べますが、濡れたまま保管すると傷みやすいため、使用後の乾燥が欠かせません。
煙は完全にはゼロになりません。ただし、ふたの合わせがよく、食材とチップの距離を取れる構造なら、燃えすぎや煙漏れを抑えやすくなります。購入前には以下を確認しましょう。
- 温度計の有無:温燻まで試したい人は便利
- フックの有無:魚やベーコンを吊るすなら重要
- 網の段数:複数の食材を分けて置きたい人向け
- 収納サイズ:車載や自宅の保管場所に収まるか
- 熱源への対応:ガスコンロ、炭火、スモークウッドなど、製品が指定する使い方を確認
- 掃除のしやすさ:網や受け皿を取り外して洗えるかを確認
なお、集合住宅のベランダでチップを燃やす燻製は、においや煙のトラブルにつながります。管理規約を確認したうえで、基本は換気のよい庭や指定されたキャンプ場で使ってください。
燻製器の形状ごとのメリット・デメリット
鍋型は本体が小さく、少量の熱燻を始めやすい形状です。食材を入れて火にかけるまでの準備が簡単な一方、高さのある魚や大きな肉は入れにくい傾向があります。
縦型は網を複数段使えるため、家族分の食材を一度に調理しやすいタイプです。吊り下げにも対応しやすい反面、収納時も高さが残る製品があります。購入前に、使用時だけでなく収納時の寸法も確認してください。
大型のケトル型や本格スモーカーは、長時間のBBQを楽しみたい人向けです。調理の自由度は高いものの、価格と設置スペースが大きくなります。年に数回の燻製が目的なら、最初から大型機を選ぶと持て余す可能性があります。
BBQスモーカーに強い人気ブランド
SOTO(ソト)|熱燻を気軽に始めたい人の定番
SOTOは、アウトドアでの火器や調理道具に強い国内ブランドです。鍋型のキッチン香房や、陶器製のスモークポットなど、短時間の熱燻を家庭とキャンプで楽しむ道具に定評があります。少量をおいしく仕上げたいソロ・デュオ、燻製を初めて試す人に向きます。代表モデルは「キッチン香房 ST-125」「いぶし処 スモークポット」「スモークダクト」です。
Coleman(コールマン)|家族BBQに合う扱いやすい構成
コールマンは、ファミリーキャンプの定番ブランドとして知られ、網を複数段使える縦型スモーカーも展開しています。食材を上下に分けて置けるため、肉・魚・チーズをまとめて作りたい場面で便利です。家族でのBBQに一台加えたい人に選ばれています。
UNIFLAME(ユニフレーム)|容量を重視するキャンパー向け
ユニフレームは、丈夫で実用的な焚き火台やクッカーで支持される国内ブランドです。「フォールディングスモーカー FS-600」は、複数段で調理でき、収納時は厚さ約8cmに収まる仕様です。一方で重量は約8.5kgと軽量モデルではありません。車で移動するキャンプで、調理容量を優先したい人に向きます。
Weber(ウェーバー)|庭BBQで本格的な長時間調理を楽しむ
ウェーバーは、ふた付きグリルや大型スモーカーで世界的に知られるブランドです。ウォーターパンや通気口を備え、スペアリブや鶏肉などを時間をかけて仕上げる本格BBQに向いています。37cmタイプは4〜6人用の目安で、車載性より自宅の庭で腰を据えて使う人向けです。
| ブランド | 特徴ひとこと | 価格帯の目安 | こんな人向け |
|---|---|---|---|
| SOTO | 少量・短時間の熱燻に強い | 4,000円台〜 | 初心者、ソロ・デュオ |
| Coleman | 網が多い縦型で家族BBQ向け | 6,000〜13,000円程度 | 2〜5人の家族 |
| UNIFLAME | 大容量と折りたたみ収納を両立 | 5万円台 | 容量を重視する人 |
| Weber | 長時間の本格BBQが得意 | 8万円台 | 庭で本格調理したい人 |
BBQスモーカーおすすめランキングTOP10
ランキングは、熱燻の始めやすさ、BBQでの調理量、収納・洗浄のしやすさ、価格とのバランスを軸に選定しました。1〜3位は初めてでも使い続けやすい汎用性を重視し、4位以下は人数や調理スタイルがはっきりしている人に向くモデルを並べています。価格は確認できた実売価格を基準にした目安で、販売店や時期によって変動します。
第1位: SOTO キッチン香房 ST-125
初めてBBQスモーカーを買うなら、SOTO キッチン香房 ST-125が有力です。鍋型で扱いが直感的で、チーズ、ゆで卵、ベーコン、ナッツなどを短時間で熱燻しやすいモデルです。大きな縦型ほど食材は入りませんが、そのぶん予熱・洗浄・収納の負担が軽く、燻製が習慣になりやすい一台です。
直径約21cm、高さは使用時約16cm、重量約520gのコンパクトな仕様です。鍋・ふた・ハンドルはステンレス、ツマミは天然木で、少人数の調理に向きます。IHクッキングヒーターには対応していないため、家庭で使う場合は対応熱源を確認してください。
- 方式の目安:チップを使う熱燻向け
- 調理量の目安:1〜2人分、またはBBQの副菜数品
- 収納性:収納時の高さ約12cmで保管しやすい
- 実売価格:4,290円前後
こんな人におすすめ: ソロキャンプ、夫婦キャンプ、庭でまず燻製を試したい人。肉の塊を大量に作るより、手軽な一品を楽しみたい人に向きます。
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第2位: Coleman ステンレススモーカーII
コールマンのステンレススモーカーIIは、家族や友人とのBBQで活躍する縦型モデルです。2段の棚網を使えるため、上段にチーズ、下段に手羽先というように食材を分けて並べやすいのが強みです。ふた裏のフックで魚などを吊り下げることもできます。
使用サイズは約25×26.5×高さ40cm、重量は約2.1kgです。温度計が付属し、下部窓からスモークウッドを追加・取り出しできます。ステンレス製で、鍋型より設営と洗浄に少し時間はかかりますが、3〜4人分を一度に作りたい人に便利です。
- 形状の目安:棚網2枚を使える縦型
- 調理量の目安:3〜5人分の前菜・おつまみ
- 向く調理:肉、魚、チーズを分けた同時調理
- 実売価格:12,980円前後
こんな人におすすめ: 家族4人のキャンプや、友人を呼ぶ庭BBQが多い人。燻製をメイン料理の一部としてしっかり出したい人に適しています。
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第3位: UNIFLAME フォールディングスモーカー FS-600
フォールディングスモーカー FS-600は、調理容量と収納性を重視する人におすすめです。縦方向の空間を生かし、3枚の棚網や大小のフックを使い分けながら、肉・魚・チーズをまとめて燻製しやすい構成です。
使用時は約26×25×高さ60cm、スタンド使用時は高さ約70cmです。収納時は約27×60×厚さ8cmですが、重量は約8.5kgあります。収納はしやすいものの、軽量なソロ用ではありません。車載スペースと持ち運び方法を確認してから選びましょう。
- 形状の目安:折りたたみ式の縦型
- 調理量の目安:3〜5人分、食材を複数段で調理
- 付属品の例:棚網3枚、汁受皿、チップ皿、大小のフック
- 実売価格:57,573円前後
こんな人におすすめ: キャンプで燻製を定番メニューにしたい人。小型モデルでは物足りず、重量や価格より調理容量を優先したい人に合います。
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商品選びで迷ったら、最初に「一度に何人分を作るか」を決めてください。年に数回の夫婦キャンプなら第1位、家族4人で食材を複数入れたいなら第2位、容量を最優先するなら第3位が候補です。
第4位: snow peak コンパクトスモーカー
snow peak コンパクトスモーカーは、少人数用でありながら、所有する満足感と作りのよさを求める人に向くモデルです。ネットが2段仕様で、コンパクトながら複数の食材を載せられます。汁受け皿も付属するため、肉や魚介類を燻製するときの脂対策がしやすい構成です。
サイズは約315×220×165mm。大人数分を一度に作る用途には不向きですが、チーズやナッツ、ソーセージなどを丁寧に熱燻したい場面で使いやすいでしょう。
- 調理量の目安:1〜2人分
- 向く調理:チーズ、ナッツ、加工肉
- 実売価格:13,200円前後
こんな人におすすめ: 少量をきれいに仕上げたい人、キャンプ道具の質感にもこだわる人。
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第5位: SOTO いぶし処 スモークポット
SOTO いぶし処 スモークポットは、食卓に出しても雰囲気のよいポット型の熱燻器です。短時間で香り付けしやすく、BBQだけでなく自宅で少量の燻製を楽しみたい人にも候補になります。割れ物であるため、キャンプへ持ち出す際は収納・運搬に気を使いましょう。
- 方式の目安:熱燻向け
- 調理量の目安:1〜2人分
- 価格:販売店や時期によって変動するため、購入時に確認
こんな人におすすめ: チーズや卵を少量ずつ作る人。庭BBQと家庭料理の両方で使いたい人。
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第6位: Coleman コンパクトスモーカー
Coleman コンパクトスモーカーは、縦型の本格モデルまでは必要ないものの、鍋型より少し余裕を持って調理したい人向けです。サイズは約直径23.5×高さ20cm、重量は約835g。網を上下2段にセットでき、キャンプや家庭のコンロで熱燻を楽しめるモデルです。
温燻や大量調理を主目的にするなら、上位の縦型を選びましょう。購入前には家庭のコンロで使えるか、煙を処理できる環境かを確認してください。
- 調理量の目安:2〜3人分
- 向く調理:ソーセージ、手羽先、チーズ
- 実売価格:6,930円前後
こんな人におすすめ: ファミリーBBQの副菜として燻製を取り入れたい人。収納の大きさを抑えたい人。
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第7位: LOGOS LOGOSの森林 スモークタワー
LOGOSの森林 スモークタワーは、縦型の空間を生かして食材を吊るしたり、網に並べたりしやすいスモーカーです。本体を中央から大きく開閉できるため、調理と清掃がしやすい構造です。本体を分離して洗浄できる点も、使用後の手入れを重視する人に向いています。
スモークウッドを使えば、バーナーやコンロを使わずに燻製を楽しめます。ただし、使用時は屋外の安定した場所に設置し、火の粉や周囲への煙に注意してください。
- 調理量の目安:3〜5人分
- 向く調理:魚、ブロック肉、複数の食材
- 実売価格:16,800円前後
こんな人におすすめ: 見た目にもBBQらしい縦型スモーカーを使いたい人。吊り下げ燻製や、使用後の洗いやすさを重視する人。
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第8位: CAPTAIN STAG 大型燻製鍋
CAPTAIN STAG 大型燻製鍋は、鍋型の取り回しと、ある程度の調理量を両立したい人向けです。幅約39×奥行31×高さ19.5cm、重量約1.6kgで、少人数向けの小型鍋より余裕があります。本体とふたは鉄の錫めっき、網とハンドルは鉄のクロムめっきです。
道具を増やしすぎず、炭火BBQの流れで熱燻を楽しみたいときに便利です。複数段の縦型ほどの容量は期待せず、メイン料理よりおつまみ作りに使うと満足しやすいでしょう。使用後は水分を残さないように乾燥させてください。
- 方式の目安:熱燻向け
- 調理量の目安:2〜3人分
- 実売価格:5,445円前後
こんな人におすすめ: 予算を抑えながら、鍋型より少し余裕のある燻製器が欲しい人。
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第9位: Weber スモーキーマウンテンクッカー 37cm
ウェーバーのスモーキーマウンテンクッカー37cmは、庭で本格的なBBQを楽しみたい人向けの大型スモーカーです。37cmタイプは4〜6人用の目安で、ふた付きの使用サイズは高さ約79.8×幅37.4×奥行37.4cmです。
ふた・本体・ボウル・ウォーターパンはホーローコーティング鋼で、通気口ダンパーや温度計を備えています。スペアリブや鶏肉などを時間をかけて仕上げる魅力がありますが、手軽な熱燻用とは別ジャンルです。設置場所と調理時間を確保できる人におすすめします。
- 調理時間の目安:数時間単位の長時間調理向け
- 調理量の目安:4〜6人分
- 実売価格:84,990円前後
こんな人におすすめ: 庭で本格アメリカンBBQをしたい人。火加減を見る時間も楽しめる人。
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第10位: DOD もくもくクイックスモーカー
DOD もくもくクイックスモーカーは、名前のとおり気軽な燻製体験を楽しみたい人に向くアイテムです。キャンプの食事に短時間の熱燻を加えやすく、チーズやベーコンで成果を感じやすいのが魅力です。大型の食材を一度に調理する用途には向きません。
- 方式の目安:短時間の熱燻向け
- 調理量の目安:1〜2人分
- 価格:販売店や時期によって変動するため、購入時に確認
こんな人におすすめ: 遊び心のあるキャンプ道具が好きな人。ソロ・デュオで燻製を気軽に始めたい人。
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BBQスモーカーおすすめランキング比較早見表
予算と人数から候補を絞る
ランキング上位だからといって、すべての人に最適とは限りません。2人でチーズを作るなら大型機は持て余しますし、4人家族で肉と魚を作るなら小鍋では一度に終わりません。まずは予算と主な人数で候補を2台まで絞り、その後に収納性を見比べると決めやすくなります。
| 順位 | 商品名 | 主な特徴 | 目安価格帯 |
|---|---|---|---|
| 1 | SOTO キッチン香房 ST-125 | 少量の熱燻を手軽に始めやすい | 4,290円前後 |
| 2 | Coleman ステンレススモーカーII | 家族向けの2段縦型 | 12,980円前後 |
| 3 | UNIFLAME フォールディングスモーカー FS-600 | 大容量と折りたたみ収納 | 57,573円前後 |
| 4 | snow peak コンパクトスモーカー | 少人数向けの2段小型機 | 13,200円前後 |
| 5 | SOTO いぶし処 スモークポット | 家でも楽しみやすいポット型 | 販売店により変動 |
| 6 | Coleman コンパクトスモーカー | BBQに持ち出しやすい中型 | 6,930円前後 |
| 7 | LOGOS LOGOSの森林 スモークタワー | 吊り下げにも対応しやすい縦型 | 16,800円前後 |
| 8 | CAPTAIN STAG 大型燻製鍋 | 予算を抑えやすい鍋型 | 5,445円前後 |
| 9 | Weber スモーキーマウンテンクッカー 37cm | 長時間の本格BBQ向け | 84,990円前後 |
| 10 | DOD もくもくクイックスモーカー | ソロ・デュオ向けの気軽な熱燻 | 販売店により変動 |
初心者が選ぶなら1万円前後を基準にする
初めてなら、4,000〜10,000円程度の熱燻対応モデルで十分に楽しめます。この価格帯でもチーズ、卵、ベーコン、手羽先などの定番食材は作れます。最初から数万円以上の本格モデルを選ぶのは、長時間BBQや肉の塊の調理をしたい目的が明確な場合で問題ありません。
ただし、商品によって価格差があります。容量の大きさだけでなく、棚網、フック、温度計、収納方式など、実際に使う機能に予算を配分しましょう。安価なモデルでも、使用頻度が少なければ十分満足できます。
煙漏れが心配なら鍋型かふた付き縦型を選ぶ
煙の少なさだけで選ぶのではなく、屋外で安全に使える環境を用意することが大切です。そのうえで、ふたが安定しやすい鍋型、または扉・ふたを閉めて使う縦型は、煙が食材に回りやすく、チップが勢いよく燃え続ける失敗を抑えやすい傾向があります。
BBQスモーカーを快適に使うコツ|チップ・食材・手入れ
最初の食材はチーズ・卵・ベーコンがおすすめ
初回から生肉や生魚で温燻に挑戦すると、加熱不足や水分による酸味・苦味が起こりやすくなります。まずは加熱済みの食材で成功体験を作りましょう。おすすめは、プロセスチーズ、ゆで卵、市販ベーコン、ミックスナッツです。
食材表面の水分は、キッチンペーパーで丁寧に拭き取ってください。水分が残ると煙の成分が付きにくく、えぐみの原因にもなります。チーズは溶けやすいので、熱源から距離を取り、加熱しすぎないことがコツです。
スモークチップは食材に合わせて少量から始める
BBQで使うなら、火をつけずに加熱して煙を出すスモークチップが基本です。チップは最初から多く入れず、ひとつかみ程度から試します。煙が出たら、食材に香りを付けるイメージで加熱しましょう。
- サクラ:肉や魚に合わせやすく、香りがはっきり出る
- ヒッコリー:ベーコンや肉料理と好相性
- リンゴ:鶏肉やチーズに合わせやすい穏やかな香り
- クルミ:魚や肉に使いやすい、やや力強い香り
スモークウッドは、燃焼を持続させて長時間燻製する用途に向きます。短時間の熱燻で使うと温度が上がりすぎることがあるため、最初はチップから始めるほうが扱いやすいです。製品によって使用できる燃料が異なるため、説明書に指定がある場合はそれに従ってください。
温度計とアルミホイルで失敗を減らす
温燻まで楽しみたい人は、後付けでもよいので温度計を用意すると安心です。特にチーズは温度が上がりすぎると溶けるため、ふたを開けて熱を逃がす判断がしやすくなります。
受け皿にはアルミホイルを敷くと、脂やヤニの汚れを減らせます。網にも薄く油を塗るか、焦げ付きにくいシートを使うと、食材が剥がれにくくなります。使用後は完全に冷めてから、網・受け皿・ふたを洗い、水分を拭いてしっかり乾燥させてください。
BBQでの基本手順
- 食材の表面を拭き、必要なら常温に近づける
- スモーカーを安定した屋外の場所に設置する
- 受け皿と網をセットし、チップを少量入れる
- 弱めの火で煙を出し、食材を入れてふたを閉める
- 食材に応じて温度と色を確認し、十分に加熱する
- 火を止めてから冷まし、完成後は少し置いて香りをなじませる
生肉や生魚は、色や香りだけで火の通りを判断しないでください。スモーカーの温度計は庫内温度を示すもので、食材の中心温度と一致するとは限りません。必要に応じて食品用温度計を使い、食材ごとの加熱条件を確認しましょう。
BBQスモーカーでよくある失敗と回避策
チップを入れすぎて苦い燻製になる
「煙が多いほどおいしい」と考えてチップを大量に入れると、香りが強すぎて苦味やえぐみが残ります。食材の表面が茶色を通り越して黒っぽくなったら、燻しすぎの可能性があります。
最初は少量のチップで20〜30分程度から試し、食べる前に10分ほど休ませましょう。燻製は作りたてより、少し置いたほうが香りがなじみます。
火力が強すぎてチーズが溶ける・肉が焦げる
炭火やバーナーの火力が強すぎると、チップが燃え上がり、食材の加熱が進みすぎます。熱燻では火を使うため、加熱しすぎはよくある失敗です。
火力は最初は弱めに設定し、煙が出る状態を維持します。チーズは熱源から離れた上段へ置き、肉は中心まで加熱できたかを確認してください。生肉・生魚を扱う場合は、燻香だけで安全になるわけではありません。食材ごとに必要な加熱を行うことが大前提です。
自宅やテント内で使ってしまう
スモーカーはふた付きでも煙、一酸化炭素、においが発生します。テント内、車内、屋内、密閉されたタープ内での火気使用は危険です。一酸化炭素中毒や火災につながるため、絶対に行わないでください。
屋外でも、風で煙が隣の区画へ流れることがあります。キャンプ場では風向きを見て設置し、隣のサイトとの距離を取りましょう。庭で行う場合も、近隣への配慮として短時間の熱燻から始めるのが無難です。燃焼中はその場を離れず、子どもやペットを火元に近づけないようにしてください。
使用後の汚れを放置してしまう
燻製後のスモーカーには、食材の脂や煙の成分が残ります。汚れを放置すると次回の燻製に古い香りが移り、金属部分の劣化にもつながります。完全に冷めたことを確認してから、網と受け皿を洗い、本体は製品の説明書に従って清掃してください。
水洗いできる部品でも、濡れたまま収納するのは避けます。特に鉄製の本体や網は、乾燥後に保管することが大切です。洗剤の使用可否や、空焼き・油ならしの必要性は製品によって異なります。
まとめ
BBQスモーカーは、用途に合うサイズと燻製方法を選べば、初心者でも十分に楽しめます。最後に選び方の要点を整理します。
- 初めての一台は、短時間で作れる熱燻対応モデルが使いやすい
- 1〜2人なら鍋型、3〜4人家族なら網が2段以上の縦型が目安
- 予算はまず4,000〜10,000円程度でも定番食材を楽しめる
- 大容量のUNIFLAMEや本格的なWeberは、価格・重量・設置場所も確認する
- チーズ・ゆで卵・ベーコンから始め、チップは少量ずつ使う
- テント内や屋内では使わず、換気のよい屋外で安全に燻製する
- 使用後は網や受け皿を洗い、本体を乾燥させてから収納する
気になるモデルが決まったら、次のBBQで作りたい食材を3つ挙げ、それを一度に入れられる容量か確認してから選ぶと失敗しません。
燻製器は、最初の一回で豪華な料理を狙うより、チーズや卵をおいしく作れる一台を選ぶほうが長く活躍します。収納場所と主な人数に合うモデルから、無理なく燻製を始めてみてください。