BBQ当日に炭へ火が移らず、うちわであおぎ続けて疲れた経験はありませんか。着火剤は安価な消耗品ですが、種類を間違えると火起こしに30分以上かかったり、においが気になったりします。
結論から言うと、初めてのBBQには10〜15分ほど燃え続ける固形・ブロック型が第一候補です。雨予報なら防水タイプ、ライターを忘れがちな人ならマッチ型を選ぶと失敗が減ります。
この記事では、燃焼時間・扱いやすさ・におい・携帯性・価格を基準に、BBQ向け着火剤と火起こし器を比較しました。先におすすめTOP3を挙げると、第1位はロゴス 防水ファイアーライター、第2位はキャプテンスタッグ ファイアブロック着火剤 30片入、第3位はウェーバー ライターキューブです。
ただし、着火剤は参加人数や炭の量によって適量が変わります。ランキングだけで決めず、使う場所や保管方法、安全面も確認して選びましょう。
BBQ着火剤の選び方|失敗しない5つの評価基準
最優先は燃焼時間|炭の量に合わせて選ぶ
着火剤で最も大切なのは、炎の強さだけでなく炭へ火が移るまで燃え続ける時間です。一般的な木炭は、表面に火がついても内部まで赤くなるには時間がかかります。短時間で燃え尽きる製品では、炭が温まる前に火が消えてしまいます。
3〜4人で網焼きをするなら、炭はおおむね1.5〜3kgが目安です。この量なら、燃焼時間が10分前後あるブロック型を2〜4個使うと安定します。火起こし器を使う場合は、空気が上昇するため、同じ炭量でも少ない着火剤で済むことがあります。
| 炭の量・人数の目安 | 着火剤の目安 | 求めたい燃焼時間 | 向く火起こし方法 |
|---|---|---|---|
| 0.5〜1kg・ソロ〜2人 | 1〜2個 | 約8〜10分 | 炭を小さく組む |
| 1.5〜3kg・3〜4人家族 | 2〜4個 | 約10〜15分 | 火起こし器併用 |
| 3〜5kg・5人以上 | 4〜6個 | 約15分以上 | 火起こし器を推奨 |
炭の大きさ、湿り具合、風で必要量は変わります。パッケージ記載の使用量を基本にしつつ、初回は少し余裕を持って持参してください。着火剤を多く入れればよいわけではなく、炭の間に空気の通り道を残すことも重要です。
固形・ジェル・マッチ型|BBQ初心者に合うタイプを選ぶ
着火剤には、ブロック状の固形タイプ、容器から出して使うジェルタイプ、火をつけるとそのまま着火剤になるマッチ型、小袋のまま燃やすパック型があります。BBQだけで使うなら、扱いやすく量を調整しやすい固形タイプが基本です。
| タイプ | 特徴 | 向いている人 | 注意点 |
|---|---|---|---|
| 固形・ブロック型 | 置くだけで使いやすい | 初心者、家族BBQ | 湿気を避けて保管する |
| ジェル型 | 炭のすき間になじみやすい | 火種を広げたい人 | 燃焼中の継ぎ足しは禁止 |
| マッチ型 | 点火具を減らせる | 荷物を減らしたい人 | 風が強いと点火しにくいことがある |
| パック型 | 手を汚しにくい | 手軽さを重視する人 | 包装の注意表示を守る |
| 火口タイプ | 焚き火の火種を育てやすい | ソロ、焚き火派 | 大量の炭起こしには不向き |
ジェルは炭のすき間へなじみやすく、火力を出しやすい反面、炎が見えにくい製品もあります。燃えている炭や炎へジェルを継ぎ足す行為は厳禁です。容器内に火が戻ると、引火や急激な燃焼につながるおそれがあります。初心者や子どもが近くにいるBBQでは、固形タイプを優先しましょう。
マッチ型は点火具を減らせるのが魅力です。ただし、強風では火が育ちにくいことがあります。予備としてライターを用意しておくと安心です。
におい・煙が気になるなら素材と表示を確認する
肉や野菜を焼くBBQでは、着火剤のにおいも選定ポイントです。石油系の成分を使う製品は着火しやすい一方、点火直後に独特のにおいを感じることがあります。食材を網へ載せるのは、着火剤の炎が消え、炭の表面が白い灰で覆われてからにしてください。
においを抑えたい人は、木材由来の繊維、植物由来のワックス、バガスなどを使った製品を候補にしましょう。天然素材でも燃焼時に多少のにおいは出ますが、食材に移る不安を減らしやすい選択です。
なお、「無臭」と表示がない限り、完全ににおいがないとは考えないほうが安全です。炭の火が安定するまで10〜20分ほど待つことが、おいしく焼くための近道です。
雨・湿気・持ち運びでは防水性と包装を確認する
河原や海辺では、朝露、急な雨、水しぶきで着火剤が湿ることがあります。紙素材が中心の着火剤は湿気で火がつきにくくなるため、屋外BBQには防水包装または防水性をうたう製品が便利です。
開封後に余った着火剤を持ち帰るなら、個包装か、口を閉じやすい袋入りを選びましょう。車内に長期間置きっぱなしにするのは避け、直射日光や高温を避けた場所で保管します。小さな子どもやペットが触れない場所に置くことも大切です。
価格は1回分のコストで比べる
着火剤の価格は、容量や素材によって幅があります。1回分で300〜1,000円程度の商品が多く、特殊な防水タイプや火口タイプではそれ以上になることもあります。価格だけでなく、1個あたりの燃焼時間と使用個数を確認してください。
たとえば、安価でも1回に多く使う製品なら、長く燃える商品と実質的な差が小さい場合があります。反対に、ソロBBQで大容量の商品を買うと、使い切る前に湿気で劣化させることもあります。
BBQ着火剤に強い人気ブランド
ロゴス|防水性とファミリーBBQでの扱いやすさが魅力
ロゴスは、家族やグループで使いやすいBBQ用品を幅広く展開するアウトドアブランドです。着火剤では、防水性をうたう「防水ファイアーライター」が候補になります。突然の小雨や湿気が気になるキャンプ場でも持ち出しやすく、炭火BBQの予備としても便利です。
ロゴスには「エコココロゴス・ミニラウンドストーブ4」のように、着火しやすさに配慮された燃料もあります。着火剤の実売価格は商品や販売店によって変わりますが、今回確認した防水ファイアーライターは990円前後が目安です。
キャプテンスタッグ|低予算で始めたい人の定番
キャプテンスタッグは、ホームセンターやアウトドア用品店でも見つけやすく、BBQ初心者が必要な道具をそろえやすいブランドです。「ファイアブロック着火剤 30片入」は、必要な分だけ割って使えるブロックタイプ。庭BBQからデイキャンプまで使いやすい構成です。
今回確認した商品の実売価格は480円前後が目安です。価格は販売店や時期によって変わるため、購入時に確認しましょう。
ウェーバー|炭火グリルで安定した火起こしをしたい人向け
ウェーバーは、炭火グリルの本場であるアメリカ発のグリルブランドです。「ライターキューブ」は、まとまった量の炭へ火を移したい人に向きます。チムニースターターと組み合わせれば、炭を上昇気流で効率よく温められます。
今回確認したライターキューブの実売価格は990円前後、重量は608gです。庭で本格的なBBQを楽しみたい人、炭火グリルを長く使う人に好相性です。
ユニフレーム|焚き火もBBQも楽しむキャンパーに支持
ユニフレームは、実用性の高い焚き火・調理道具で知られる国内ブランドです。「森の着火剤」は、焚き火の火種づくりにも使いたい人に向きます。また「チャコスタII」は、着火剤の熱と上昇気流を活かして炭を起こす火起こし器です。
チャコスタIIは、炭を約1kg入れて使える設計で、組立時のサイズは約190×245×280mm、重量は約1.2kgです。実売価格は4,950円前後が目安。購入後は熱いまま収納せず、完全に冷ましてから片付けてください。
| ブランド | 特徴ひとこと | 今回確認した実売価格の目安 | こんな人向け |
|---|---|---|---|
| ロゴス | 防水性を重視しやすい | 防水ファイアーライターは990円前後 | 雨や湿気が心配な家族 |
| キャプテンスタッグ | 入手しやすく低予算 | ファイアブロックは480円前後 | 初めて道具を買う人 |
| ウェーバー | 炭火グリルと好相性 | ライターキューブは990円前後 | 庭BBQ・本格炭火派 |
| ユニフレーム | 火起こし器も選びやすい | チャコスタIIは4,950円前後 | キャンプでも使う人 |
BBQ着火剤おすすめランキングTOP10
ランキングは、燃焼の安定性、初心者が扱いやすい形状、においへの配慮、雨や湿気への強さ、1回あたりのコストを総合的に比較しました。点火具が必要か、火起こし器を併用するかでも最適解は変わります。自分のBBQスタイルに照らして選んでください。
第1位: ロゴス 防水ファイアーライター
BBQ用着火剤を初めて買うなら、まず候補に入れたい商品です。商品名のとおり防水性をうたっているため、湿気の多い河原や天候が読みにくいキャンプでも持って行きやすいでしょう。固形タイプで取り出す量を調整しやすく、ジェルの継ぎ足しに不安がある初心者にも向きます。
- タイプ:固形タイプ
- 防水性:商品名で防水をうたうタイプ
- 目安価格:990円前後。販売店や時期により変動
- 点火:別途ライター・マッチなどが必要
炭1.5〜3kgのファミリーBBQなら、パッケージの使用方法を確認し、必要量を調整してください。強い雨で炭自体が濡れている場合は、着火剤だけで解決しようとせず、乾いた炭を用意しましょう。
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第2位: キャプテンスタッグ ファイアブロック着火剤 30片入
必要な分だけ割って使えるブロック型で、庭BBQやデイキャンプに使いやすい着火剤です。30片入りなので、シーズン中に何度もBBQをする家庭で管理しやすいのが利点です。
1片のサイズは約30×40×厚さ10mm、材質は圧縮木材繊維とワックスです。燃焼時間は1片につき約10分が目安ですが、燃焼条件によって変わります。実売価格は480円前後が目安です。
- タイプ:固形ブロック型
- 内容量:30片入り
- 燃焼時間:1片あたり約10分が目安
- 目安価格:480円前後。変動あり
使う前に必要な分だけ取り出し、残りは湿気を避けて保管しましょう。ソロで年に1〜2回しか使わない場合は、密閉袋などで開封後の状態を整えると劣化を抑えやすくなります。
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第3位: ウェーバー ライターキューブ
蓋付き炭火グリルや火起こし器で、まとまった量の炭を起こしたい人におすすめです。キューブを炭の下へ置き、空気の通り道を確保して点火する使い方と相性がよいでしょう。
商品説明では、ケミカル不使用でオーガニック素材のみを使用し、におい移りがないことを特徴として掲げています。実売価格は990円前後、重量は608gです。なお、燃焼時間や1回あたりの適量は炭の量や使用環境で変わるため、パッケージの表示に従ってください。
- タイプ:キューブ型
- 素材表示:オーガニック素材のみを使用と案内
- 重量:608g
- 目安価格:990円前後。変動あり
少人数の簡易BBQでは容量が多く感じることもありますが、庭で炭火を楽しむ人や火起こし器を持っている人には使いやすい候補です。
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第4位: ユニフレーム 森の着火剤
焚き火の火起こしにも使える着火剤を探している人に向きます。BBQ専用の消耗品を増やしたくないキャンパーなら、炭火料理と焚き火の両方を想定して選ぶと荷物を整理しやすくなります。
- 用途:炭火・焚き火の火起こし
- 携帯性:必要量を小分けにしやすい
- 使い方:炭の下に置いて空気を通す
- 価格:販売店や容量により変動
3〜4人のBBQでは、炭を山状に詰め込みすぎないことが成功のコツです。火が上がるスペースを残して設置してください。商品ごとの素材や燃焼時間は、購入前に販売ページとパッケージで確認しましょう。
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第5位: エスビット 固形燃料 14g
コンパクトな固形燃料で、ソロキャンプや少人数の炭火調理に向きます。今回確認した商品は14gのタブレットを使うタイプで、1タブレットの燃焼時間は約12分が目安です。仕様欄には14g×6タブレットの記載があり、販売ページによって内容数の表記が異なる場合があるため、購入時は内容量を確認してください。
- 1個あたり:14g
- 燃焼時間:1タブレット約12分が目安
- 向く人数:1〜2人の小規模利用
- 目安価格:1,408円前後。変動あり
炭を大量に一度に起こす主目的なら、BBQ向けブロック型を複数使うほうが手早い場合があります。ミニコンロでの調理や防災用の燃料も兼ねたい人に検討しやすい商品です。
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第6位: UCO ストームプルーフ スイートファイヤー
湿気や風の影響を受けやすい環境で、火種を確保したい人向けの着火材です。サトウキビの搾りかすであるバガスを原料とし、風と濡れに強いことを特徴としています。1個あたりの燃焼時間は約7分が目安です。
- タイプ:火口・着火補助
- 内容:20本入り
- サイズ:約115×65×30mm
- 燃焼時間:約7分。条件により変動
- 目安価格:2,640円前後。変動あり
通常のBBQ用固形着火剤とは使い勝手が異なるため、大量の炭を起こす主役というより、火がつきにくい場面の補助として考えると活かせます。購入前に、必要な本数と価格のバランスを確認しましょう。
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第7位: ライトマイファイヤー ティンダースティック
細かな木くず状の火口を作り、火種を育てるタイプです。焚き火やブッシュクラフトにも関心があり、自然素材の火起こしを楽しみたい人におすすめです。手軽さを最優先する家族BBQだけなら、ブロック型のほうが扱いやすいでしょう。
- タイプ:ティンダー・火口
- 向く人数:1〜2人の小規模利用
- 使い方:削ってほぐし、炎で点火
- 目安価格:販売店や容量により変動
ライターの炎だけでなく、ファイヤースターターの火花で着火する練習にも使えます。初回は予備のライターを用意してください。
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第8位: ロゴス エコココロゴス・ミニラウンドストーブ4
着火剤を別に用意する手間を減らしたい人には、着火しやすさに配慮された燃料タイプも候補です。これは一般的な着火剤ではなく、ヤシガラを成型した炭です。ライターを1点に集中して約20秒熱することで着火する商品説明になっています。
- 内容量:4個入り、総重量約600g
- タイプ:ヤシガラ成型炭
- 燃焼時間:1個約30〜45分が目安
- 目安価格:704円前後。変動あり
1個でステーキ4枚以上焼けるというメーカー実験結果がありますが、火床から焼網までの距離など条件によって変わります。小規模なBBQや調理で使う炭をコンパクトにまとめたい人に向きます。4人以上のBBQでは、必要量を事前に見積もりましょう。
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第9位: ユニフレーム チャコスタII
これは着火剤そのものではありませんが、炭起こしの失敗を減らせる火起こし器です。少量の固形着火剤と組み合わせると、煙突効果で炭へ効率よく火が回ります。着火剤を大量に使いたくない人にも有力な選択です。
- タイプ:折りたたみ式火起こし器
- 炭の量:約1kgを一度に起こせる目安
- 組立時:約190×245×280mm
- 収納時:約280×190×30mm
- 重量:約1.2kg
- 目安価格:4,950円前後。変動あり
年に数回以上BBQをする家庭なら、着火剤を大量に使うより火起こし器を導入したほうが快適になることがあります。使用後は完全に冷めてから収納してください。
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第10位: ウェーバー チムニースターター コンパクト
炭火グリルでの火起こしを手順化したい人に向く、コンパクトサイズのチムニースターターです。着火剤の炎を下部に置き、上部へ炭を積むことで、煙突効果を利用して炭を温めます。
- タイプ:煙突型火起こし器
- サイズ:約26.6×20.3×14.7cm
- 重量:約1.16kg
- 目安価格:2,890円前後。変動あり
- 併用:キューブ型・固形型着火剤
着火剤単体のランキングとは少し異なる視点ですが、火起こしの再現性を求めるなら見逃せません。炭が十分に赤くなってからグリルへ移しましょう。取っ手や本体は高温になるため、耐熱グローブと火ばさみを使ってください。
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BBQ着火剤ランキング比較早見表
| 順位 | 商品名 | タイプ | 特徴 | 今回確認した実売価格の目安 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | ロゴス 防水ファイアーライター | 固形 | 湿気が心配なBBQ向け | 990円前後 |
| 2 | キャプテンスタッグ ファイアブロック着火剤 30片入 | 固形ブロック | 量を調整しやすい | 480円前後 |
| 3 | ウェーバー ライターキューブ | キューブ | 炭火グリル・火起こし器向け | 990円前後 |
| 4 | ユニフレーム 森の着火剤 | 着火剤 | 焚き火にも使いたい人向け | 販売店により変動 |
| 5 | エスビット 固形燃料 14g | 固形燃料 | ソロ・少人数で携帯しやすい | 1,408円前後 |
| 6 | UCO ストームプルーフ スイートファイヤー | 火口 | 風や湿気が不安な火種用 | 2,640円前後 |
| 7 | ライトマイファイヤー ティンダースティック | 火口 | 火口づくりも楽しめる | 販売店により変動 |
| 8 | ロゴス エコココロゴス・ミニラウンドストーブ4 | 成型炭 | 小規模炭火調理を手軽に | 704円前後 |
| 9 | ユニフレーム チャコスタII | 火起こし器 | 少量の着火剤で炭を起こしやすい | 4,950円前後 |
| 10 | ウェーバー チムニースターター コンパクト | 火起こし器 | 炭火BBQの手順を安定化 | 2,890円前後 |
※価格は確認時点の実売価格をもとにした目安です。販売店、送料、セールなどで変動します。第8位は着火剤ではなく、第9位と第10位は火起こし器です。着火剤だけを探している人は、第1〜7位を中心に比較してください。
BBQ着火剤を使った炭の火起こし|快適に使うコツ
1. BBQコンロを安全な場所に設置する
火起こしの前に、コンロを平らで安定した場所へ置きます。テントやタープ、木の枝、車など燃えやすいものから十分に離し、風下に人や荷物が集まらないようにしてください。直火禁止のキャンプ場では、必ずコンロや焚き火台を使います。
子どもが走り回る場所や、通路の近くも避けましょう。火起こしを始める前に、消火用の水や消火器具を手の届く場所へ準備しておくと、いざというときに慌てません。
2. 着火剤は炭の「下」に置く
着火剤は、基本的に炭の上ではなく下へ置きます。炎と熱は上へ向かうため、下から炭を温めるほうが火が回りやすいからです。炭をぎっしり積むと酸素が届かず、せっかくの炎が弱くなります。
おすすめは、着火剤の上に細めの炭を2〜3本立てかけ、その周囲に炭を井桁状または山状に組む方法です。火起こし器があれば、下部に着火剤、上部に炭を入れるだけで空気の流れを作れます。
3. 点火後はすぐに強くあおがない
点火後すぐにうちわで強くあおぐのは逆効果です。灰が舞い、炎が乱れます。最初の3〜5分は触らず、炎が炭に移ってから弱く送風してください。
風を送る場合も、顔を近づけたり、炭の真上からあおいだりしないでください。灰や火の粉が飛ぶおそれがあります。火起こし器を使う場合は、自然な上昇気流に任せるほうが安全で、うちわが不要なこともあります。
4. 食材を焼き始めるのは「炭が白くなってから」
炎が大きく上がっている段階では、着火剤が燃えている可能性があります。この状態で肉を焼くと、すすやにおいが気になることがあります。炭の表面が白い灰をまとい、炎が落ち着いたら焼き始めどきです。
炭1.5〜3kgなら、点火から焼き始めまで15〜25分程度を見込むと慌てません。肉を焼く時間から逆算して、集合時刻より30分早く火起こしを始める段取りがおすすめです。
火起こし器と耐熱グローブで失敗を減らす
BBQの快適さを上げるなら、着火剤と一緒に以下を用意しましょう。
- 火起こし器:少ない着火剤でも炭へ火を移しやすい
- 耐熱グローブ:炭の移動や網の調整で手を守る
- 火ばさみ:燃えた炭を安全に配置しやすい
- 火消し壺:余った炭を安全に消火・再利用しやすい
- 水や消火用具:万一の火の粉や周囲への燃え移りに備える
とくに火起こし器は、3〜4人以上のBBQで効果を実感しやすい道具です。着火剤を継ぎ足すリスクを避けながら、安定した炭火を作れます。
BBQ着火剤でよくある失敗と回避策
燃えている炭へジェル着火剤を継ぎ足す
最も避けたい失敗が、火が弱いからとジェルを追加することです。炎が容器まで逆流したり、ジェルが飛び散ったりする危険があります。燃焼中・高温の炭への継ぎ足しはしないでください。
火がつかなかった場合は、火が完全に消え、炭が十分に冷めるまで待ちます。その後、炭を組み直し、必要量の固形着火剤を最初から置いて再点火します。急いでいるときほど、追加より「一度仕切り直す」ほうが安全です。
濡れた炭をそのまま使って火がつかない
防水着火剤でも、濡れた炭を魔法のように燃やせるわけではありません。炭が湿っていると、熱が水分を飛ばすことに使われ、火が移りにくくなります。雨天BBQでは炭を地面へ直置きせず、袋を閉じてタープ下などで保管しましょう。
炭が軽く湿った程度なら、細い乾いた炭を中心に組み、燃焼時間の長い固形着火剤を使う方法があります。水を吸って重くなった炭は、無理に使わず乾いた炭へ交換してください。
100均品や新聞紙で代用して火起こしが不安定になる
100均の着火剤でも、BBQ用として販売され、使用方法や注意表示を守れる製品なら選択肢になります。ただし、容量、燃焼時間、防水性は商品によって差が大きいため、初めての大人数BBQでぶっつけ本番にするのは避けたいところです。
新聞紙、段ボール、牛乳パックなどを代用品にすると、灰が舞ったり、燃え方が急になったりします。印刷物やコーティング紙は、食材を扱う炭火の着火に積極的にはおすすめしません。安全性と再現性を考えるなら、市販のBBQ用着火剤を使うのが無難です。
使用後の炭や着火剤を水で急冷する
炭を片付けたいからと水をかけると、熱い蒸気や灰が跳ねることがあります。水を使う場合は、少量ずつかけて火の粉や蒸気に注意し、完全に消えたことを確認してください。火消し壺を使う場合も、投入できる炭の量や使用方法を製品説明に従います。
消えたように見える炭でも内部に火種が残るため、ゴミ袋へすぐ入れるのは危険です。完全に消火して冷えたことを確認してから、自治体や施設のルールに従って処分しましょう。使用済みの炭を地面や砂浜へ埋めて放置するのも避けてください。
未使用の着火剤は、火気・高温・直射日光を避け、子どもの手が届かない場所に保管します。開封した袋は密閉袋へ入れ、湿気を避けましょう。車内に長期間置くのも、高温になる季節は避けてください。
BBQ着火剤が向いている人・向いていない人
着火剤が向いている人
- 炭火BBQを年に数回楽しむ人
- うちわで長時間あおぐ作業を減らしたい人
- 火起こし器を使って手早く炭を起こしたい人
- 着火用の紙や小枝を準備する手間を省きたい人
- 雨や湿気のあるキャンプ場で使う可能性がある人
着火剤は、炭に火をつける作業を簡単にするための道具です。火起こしの時間を短くしやすい一方、商品を選べば自動的に安全になるわけではありません。点火後は火のそばを離れず、周囲の可燃物にも注意してください。
着火剤以外の方法が向いている人
- 毎回大量の炭を使う人
- BBQを頻繁に行い、火起こし器を長く使える人
- 着火剤のにおいやゴミをできるだけ減らしたい人
- キャンプで焚き火と炭火を一つの道具で管理したい人
この場合は、チャコスタIIやチムニースターターなどの火起こし器を中心に選ぶ方法があります。ただし、火起こし器も高温になるため、設置場所と耐熱グローブが必要です。着火剤を完全になくせるとは限らず、火種を作るための燃料は別途用意します。
まとめ
- 初心者のBBQには、10〜15分前後燃える固形・ブロック型着火剤が扱いやすい
- 3〜4人・炭1.5〜3kgなら、パッケージ表示を確認しながら2〜4個を出発点に調整する
- 雨や朝露が心配なら、防水性をうたうロゴス 防水ファイアーライターが候補になる
- 低予算で容量を重視するなら、キャプテンスタッグ ファイアブロック着火剤 30片入が選びやすい
- ウェーバー ライターキューブは、炭火グリルや火起こし器との組み合わせに向く
- 食材は着火剤の炎が消え、炭が白い灰で覆われてから焼き始める
- ジェル着火剤を燃焼中の炭へ継ぎ足す行為は危険なのでしない
- 水で消火するときは蒸気や灰の跳ねに注意し、完全に冷えてから処分する
次のBBQの日程と参加人数を決めたら、必要な炭量に合う着火剤を1袋選び、余裕があれば火起こし器も一緒に準備しておきましょう。価格や内容量は販売店によって変わるため、購入前に最新の表示と使用上の注意を確認してください。